第13章 バッチ操作の実行

Data Grid Operator は、Data Grid リソースを一括で作成できる Batch CR を提供します。Batch CR は、Data Grid コマンドラインインターフェイス (CLI) をバッチモードで使用して、操作のシーケンスを実行します。

注記

Batch CR インスタンスを変更しても効果はありません。バッチ操作は、Data Grid リソースを変更する "one-time" イベントです。CR の .spec フィールドを更新するには、またはバッチ操作が失敗した場合には、Batch CR の新規インスタンスを作成する必要があります。

13.1. インラインバッチ操作の実行

別の設定アーティファクトを必要としない場合は、バッチ操作を Batch CR に直接追加します。

手順

  1. Batch CR を作成します。

    1. バッチ操作を spec.cluster フィールドの値として実行する Data Grid クラスターの名前を指定します。
    2. 各 CLI コマンドを追加して、spec.config フィールドの行で実行します。

      apiVersion: infinispan.org/v2alpha1
      kind: Batch
      metadata:
        name: mybatch
      spec:
        cluster: example-infinispan
        config: |
          create cache --template=org.infinispan.DIST_SYNC mycache
          put --cache=mycache hello world
          put --cache=mycache hola mundo
  2. Batch CR を適用します。

    $ oc apply -f mybatch.yaml
  3. Batch CR の status.Phase フィールドをチェックして、操作が正常に完了したことを確認します。