15.2. コードアーティファクトのダウンロード

アーティファクトを HTTP または FTP サーバーに追加し、Data Grid Operator が各 Data Grid ノードの {lib_path} ディレクトリーにアーティファクトをダウンロードできるようにします。

ファイルのダウンロード時に、Data Grid Operator はファイルタイプを自動的に検出できます。Data Grid Operator は、ダウンロード完了後に zip または tgz などのアーカイブファイルもファイルシステムに展開します。

注記

Data Grid Operator が Data Grid ノードを作成するたびに、アーティファクトをノードにダウンロードします。このダウンロードは、Data Grid Operator が Pod の終了後に Pod を再作成する際にも発生します。

前提条件

  • HTTP または FTP サーバーでコードアーティファクトをホストします。

手順

  1. spec.dependencies.artifacts フィールドを Infinispan CR に追加します。

    1. HTTP または FTP 経由でダウンロードするファイルの場所を spec.dependencies.artifacts.url フィールドの値として指定します。
    2. オプションで、spec.dependencies.artifacts.hash フィールドでダウンロードの整合性を検証するチェックサムを指定します。

      hash フィールドでは、値が <algorithm>:<checksum> の形式で指定する必要があります。ここで、<algorithm>sha1|sha224|sha256|sha384|sha512|md5 になります。

    3. 必要に応じて spec.dependencies.artifacts.type フィールドでファイルタイプを設定します。

      ファイルタイプが URL に含まれていない場合や、ファイルタイプが URL のエクステンションと実際には異なる場合は、明示的にファイルタイプを設定する必要があります。

      注記

      type: file を設定する場合、Data Grid Operator は、ファイルをファイルシステムに抽出せずにそのままダウンロードします。

      apiVersion: infinispan.org/v1
      kind: Infinispan
      metadata:
        name: example-infinispan
      spec:
        replicas: 2
        dependencies:
          artifacts:
            - url: http://example.com:8080/path
              hash: sha256:596408848b56b5a23096baa110cd8b633c9a9aef2edd6b38943ade5b4edcd686
              type: zip
        service:
          type: DataGrid
  2. 変更を適用します。