第14章 Data Grid クラスターのバックアップおよび復元

Data Grid Operator を使用すると、障害復旧およびクラスター間で Data Grid リソースを移行するために、Data Grid クラスターの状態をバックアップおよび復元できます。

14.1. Backup CR および Restore CR

Backup CR および Restore CR は、ランタイム時にインメモリーデータを保存し、Data Grid クラスターを簡単に再作成できるようにします。

Backup CR または Restore CR を適用すると、Data Grid クラスターにゼロ容量メンバーとして参加する新しい Pod を作成します。つまり、参加するためにクラスターのリバランスまたは状態遷移は必要ありません。

バックアップ操作の場合、Pod はキャッシュエントリーおよびその他のリソースを繰り返し処理し、永続ボリューム (PV) の /opt/infinispan/backups ディレクトリーにアーカイブ (.zip) を作成します。

注記

Data Grid クラスターの他の Pod は、キャッシュエントリーを繰り返し処理するときにバックアップ Pod に応答するだけでよいため、バックアップの実行がパフォーマンスに大きな影響を与えることはありません。

復元操作の場合、Pod は PV のアーカイブから Data Grid リソースを取得し、それらを Data Grid クラスターに適用します。

バックアップまたは復元操作が完了すると、Pod はクラスターを離れ、終了します。

調整

Data Grid Operator はBackup CR および Restore CR を調整しません。これは、バックアップと復元操作は "one-time" イベントであることを意味します。

既存の Backup CR または Restore CR インスタンスを変更しても、操作は実行されず、効果もありません。.spec フィールドを更新する場合は、Backup CR または Restore CR の新規インスタンスを作成する必要があります。