7.5.5. Kafka Exporter Grafana ダッシュボードの有効化

AMQ Streams には、Grafana のダッシュボード設定ファイルのサンプル が含まれています。Kafka Exporter ダッシュボードは、JSON ファイルとして提供され、examples/metrics ディレクトリーに含まれています。

  • strimzi-kafka-exporter.json

Kafka Exporter を Kafka クラスターでデプロイした場合、公開されるメトリクスデータを Grafana ダッシュボードで可視化できます。

この手順では、Grafana ユーザーインターフェースにアクセスでき、Prometheus がデータソースとして追加されていることを前提とします。ユーザーインターフェースに初めてアクセスする場合は、「Grafana」を参照してください。

手順

  1. Grafana ユーザーインターフェースにアクセスします
  2. Strimzi Kafka Exporter ダッシュボードを選択します。

    メトリクスデータが収集されると、Kafka Exporter のチャートにデータが反映されます。

    AMQ Streams Kafka Exporter

    以下のメトリクスを表示します。

    • トピックの数
    • パーティションの数
    • レプリカの数
    • In-Sync レプリカの数
    • 複製の数が最低数未満であるパーティションの数
    • 最小の In-Sync レプリカ数にあるパーティション
    • 最小の In-Sync レプリカ数未満のパーティション
    • 優先ノードにないパーティション
    • 毎秒のトピックからのメッセージ
    • 毎秒消費されるトピックからのメッセージ
    • コンシューマーグループごとに毎分消費されるメッセージ
    • コンシューマーグループごとのラグ
    • パーティションの数
    • 最新のオフセット
    • 最も古いオフセット

Grafana のチャートを使用して、ラグを分析し、ラグ削減の方法が対象のコンシューマーグループに影響しているかどうかを確認します。たとえば、ラグを減らすように Kafka ブローカーを調整すると、ダッシュボードには コンシューマーグループごとのラグ のチャートが下降し 毎分のメッセージ消費 のチャートが上昇する状況が示されます。