Red Hat Quay ライフサイクルポリシー

概要

Red Hat では、Red Hat Quay の製品ライフサイクルを公開しています。これにより、お客様およびパートナー様は、インフラストラクチャーの計画、デプロイ、およびサポートを効果的に行うことができます。Red Hat は、可能な限りの透明性を実現するためにこのライフサイクルを公開していますが、問題が発生した場合はこれらのポリシーに例外を設ける場合もあります。

リリースされたすべてのエラータには、有効なサブスクリプションにより、メジャーバージョンのライフサイクル全体を通じてアクセスすることができます。

お客様には、Red Hat Quay を同製品のサポートされている最新バージョンに速やかにアップグレードすることをお勧めします。バグの修正と機能は、製品の最新バージョン (フルサポートフェーズ) を対象としていますが、以前のリリース (メンテナンスサポートフェーズ) の重要なセキュリティーリスク項目に関しては、一部を対象にすることも可能です。運用フェーズの詳細は、以下を参照してください。

ライフサイクルの日付

ライフサイクルフェーズ

このライフサイクルには、明記されているサポートフェーズが含まれ、Red Hat Quay のマイナーリリースで区切られています。Red Hat Quay の各マイナーバージョン (例: 3.10) のライフサイクルは、複数の運用フェーズに分かれており、各フェーズは最初のリリース日から一定期間にわたってさまざまなメンテナンスレベルでサポートします。

Quay 3.10 以降、Red Hat OpenShift Container Platform との整合性とサポートを向上させるために、Quay のライフサイクルを変更し、Platform Aligned ライフサイクル に移行しました。これらの変更により、Quay 製品では、フルフェーズ、メンテナンスフェーズ、延長ライフフェーズ (提供される場合) が定義され、対応する日付予測は、対応する OCP マイナーバージョンの日付予測と一致するようになります。Red Hat Quay の新しいマイナーバージョンの実際の一般提供 (GA) 日は、整合する OpenShift マイナーバージョンのリリース日から 4 週間以内になります。これは、リリースに依存していた以前のローリングライフサイクルと比較した場合の変更です。

フルサポート

フルサポートは、公開された対象範囲およびサービスレベルアグリーメントに従って提供されます。同様に、開発サポートも公開された対象範囲およびサービスレベルアグリーメントに従って提供されます。

フルサポートフェーズでは、評価済みの影響度が「重大」および「重要」のセキュリティーアドバイザリー (RHSA) と優先度が「緊急」および一部の「高」のバグ修正アドバイザリー (RHBA) が利用可能になるとリリースされます。その他の利用可能な修正および評価済みのパッチはすべて、定期的な製品アップデートを通じてリリースされる場合があります。お客様には、Quay Enterprise 環境をサポート対象の最新のマイナーバージョンにアップグレードしていただくことになります。リクエストに応じて Red Hat の判断により、評価済みの影響度が「重大」のセキュリティーエラータアドバイザリー (RHSA) および影響度が「重大」のバグ修正エラータアドバイザリー (RHBA) が、最新バージョン以外のマイナーバージョンで利用可能になる場合があります。

メンテナンスサポート

メンテナンスサポートフェーズでは、評価済みの影響度が「重大」および「重要」のセキュリティーエラータアドバイザリー (RHSA) と、優先度が「緊急」および一部の「高」のバグ修正エラータアドバイザリー (RHBA) が、利用可能になるとリリースされます。その他のバグ修正 (RHBA) および機能強化 (RHEA) エラータアドバイザリーは、Red Hat の判断でリリースされる場合がありますが、必ずしもリリースされるとは限りません。

メンテナンスサポート期間が終了すると、マイナーリリースのエラータやソフトウェアアップデートは提供されません。

Extended Update Support アドオン

Red Hat Quay は、Red Hat Quay 3.10 から OpenShift EUS リリースと連携します。すべての偶数番号のマイナーリリース (例: 3.10、3.12、3.14) は、Extended Update Support (EUS) リリースです。

Red Hat Quay EUS リリースの場合、前述のフルサポートフェーズとメンテナンスサポートフェーズは、調整された OpenShift リリースと一致し、同じ条件が適用されてリリースの各フェーズの開始日と終了日がトリガーされます。Red Hat Quay EUS リリースでは、EUS リリース間のアップグレードがより簡単かつ直接的になり、ユーザーはクラスターを更新する前に 1 つの手順で次の EUS バージョンにアップグレードできます。

Extended Update Support Add-On - Term 1

Red Hat Quay は、すべての EUS リリースに対して、オプションの 6 カ月間の Extended Update Support (EUS) Extended Update Support Add-On - Term 1 を提供します。Extended Update Support Add-On - Term 1 フェーズは、特定リリースのメンテナンスフェーズの後に開始します。

Extended Update Support - Long Life Add-on - Additional Term 1 によるサポートは、Red Hat Quay サブスクリプション契約をお持ちのお客様向けのオプションサービスです。この期間中、Red Hat は、Red Hat Quay の事前定義された一連のマイナーリリースに対して、「重大」および「重要」な影響を与えるセキュリティー更新と優先度が「緊急」のバグ修正のバックポートを提供します。Extended Update Support - Long Life Add-on - Additional Term 1 により、お客様は Red Hat Quay の同じマイナーリリースを合計 24 カ月間使用し続けることができ、ミッションクリティカルなアプリケーションを安定した実稼働環境で利用できます。

Extended Update Support - Long Life Add-on - Additional Term 1 を利用できるかどうか不明な場合や、それがお客様の環境に適しているかどうかを判断するには、Red Hat の営業担当者にお問い合わせください。

Extended Update Support Add-On - Term 2

Red Hat Quay は、Extended Update Support Add-On - Term 2 と呼ばれるオプションの 12 カ月間の Extended Update Support を提供します。この期間は、EUS リリースの Extended Update Support Add-On - Term 1 フェーズの終了時に開始します。

Extended Update Support Add-On - Term 2 によるサポートは、Red Hat Quay のお客様が利用できるオプションのアドオンサブスクリプションです。この期間中、Red Hat は、Red Hat OpenShift の事前定義された一連のマイナーリリースに対して、「重大」および「重要」な影響を与えるセキュリティー更新と優先度が「緊急」のバグ修正のバックポートを提供します。

Extended Update Support - Long Life Add-On - Additional Term 1 と Extended Update Support Long Life Add-on - Additional Term 2 を組み合わせることで、お客様は Red Hat Quay の同じマイナーリリースを合計 36 カ月間使用し続けることができ、ミッションクリティカルなアプリケーションを安定した実稼働環境で利用できます。

Extended Update Support - Long Life Add-on - Additional Term 2 を利用できるかどうか不明な場合や、それがお客様の環境に適しているかどうかを判断するには、Red Hat の営業担当者にお問い合わせください。

延長ライフフェーズ

延長ライフフェーズの間は、さらなるエラータのリリースは予定されていません。この期間中も、テクニカルサポートをご利用いただくことができます。

延長ライフフェーズの終了後も、お客様には引き続きソフトウェアおよびドキュメントをご利用いただけますが、テクニカルサポートについては、サポートバージョンへのアップグレードに対するサポート以外は提供されません。

レイヤー化された依存関係にあるコンポーネント

Red Hat Quay は、Red Hat、パートナー様、またはサードパーティーベンダーが提供するテクノロジーを使用したり、テクノロジーに接続したりするための柔軟性を提供します。依存するテクノロジーはすべて、Red Hat Quay とは独立したライフサイクルを維持することができます。そのため、テクノロジープロバイダーに問い合わせて、そのテクノロジーがどのようにテスト、認証、サポートされているかを確認することが重要となります。

Red Hat Quay セキュリティースキャナー - Clair

Clair は、Red Hat Quay セキュリティースキャナーを強化するコンポーネントです。Red Hat では、Clair のリリースを Red Hat Quay に合わせるよう努めていますが、Clair は独立したリリースストリームとして提供されることもあります。Red Hat は、Clair リリースが対応する Red Hat Quay マイナーリリースのサポートフェーズに従ってサポートされることを保証します。Red Hat Quay でサポートされる Clair のリリースされたバージョンは、テスト済み設定マトリクス に概説されています。