Red Hat Ceph Storage のライフサイクル
概要
Red Hat Ceph Storage は、スケーラビリティーが高く、クラウドおよび仮想化アプリケーションと従来のインフラストラクチャーの両方と統合できるソフトウェア定義のストレージアーキテクチャーを提供します。
Red Hat では、以下のように Red Hat Ceph Storage のメジャーリリースごとに、各種サービスを提供しています。
- Inktank Ceph Enterprise 1.1 (1 年半の製品サポート付き)
- Red Hat Ceph Storage 1.2 (1 年半 (1 年 10 カ月まで延長) の製品サポート付き)
- Red Hat Ceph Storage 1.3 (3 年の製品サポート付き)
- Red Hat Ceph Storage 2 (3 年 (3 年 4 カ月まで延長) の製品サポート付き、オプションで 2 年の ELS 付き)
- Red Hat Ceph Storage 3 (3 年 (3 年 2 カ月まで延長) の製品サポート付き、オプションで 2 年 (2 年 4 カ月まで延長) の ELS 付き)
- Red Hat Ceph Storage 4 (3 年 (3 年 2 カ月まで延長) の製品サポート付き、オプションで 2 年 (2 年 1 カ月まで延長) の ELS 付き)
- Red Hat Ceph Storage 5 (3 年 の製品サポート付き、オプションで 2 年 (2 年 11 カ月まで延長) の ELS 付き)
- Red Hat Ceph Storage 6 (3 年の製品サポート付き、オプションで 2 年の ELS 付き)
- Red Hat Ceph Storage 7 (3 年の製品サポート付き、オプションで 2 年 (2 年 9 カ月まで延長) の ELS 付き)
- Red Hat Ceph Storage 8 (3 年の製品サポート付き、オプションで 2 年の ELS 付き)
詳細情報
Red Hat Ceph Storage のソフトウェア更新は、エラータアドバイザリーと呼ばれる個別の更新として提供されます。これらのエラータアドバイザリーは、Red Hat カスタマーポータル または他の認定ポータルから提供されます。エラータアドバイザリーは、必要に応じて個別にリリースされるか、またはマイナーリリースとしてまとめて提供されます。エラータアドバイザリーには、セキュリティー修正 (Red Hat Security Advisory: RHSA)、バグ修正 (Red Hat Bug Fix Advisory: RHBA)、機能強化 (Red Hat Enhancement Advisory: RHEA) があります。すべてのエラータアドバイザリーは、該当するアクティブな Red Hat Ceph Storage メジャーリリースに対して、テストおよび評価されています。
サブスクリプションを契約しているお客様は、Red Hat Ceph Storage のライフサイクル期間中、リリースされたすべてのエラータアドバイザリーにアクセスできます。Red Hat Ceph Storage の各メジャーリリースでは、すべてのエラータアドバイザリー (マイナーリリースの一部としてリリースされたものを含む) が Red Hat Ceph Storage の最新リリースとパッチセットに累積的に適用されます。
メジャーリリースのライフサイクル期間中、Red Hat は商業的に妥当な範囲内で、すべてのマイナーリリースとエラータアドバイザリーにおけるコアランタイム環境のバイナリー互換性の維持に努めています。ただし、必要に応じて、重大影響を及ぼすセキュリティー問題や、その他の重要な問題に対処するために、Red Hat は、この互換性の維持に関して例外を設けることがあります。
以下の表は、Red Hat Ceph Storage の各ライフサイクルフェーズで実行されるサブスクリプションサービスの詳細を示しています。これには、サポートおよびソフトウェアのメンテナンスが含まれます。
| 説明 | 運用フェーズ |
|---|---|
| Red Hat カスタマーポータル から以前にリリースされたコンテンツへのアクセス | ◯ |
| Red Hat カスタマーポータル を利用したセルフサポート | ◯ |
| テクニカルサポート 1 | 無制限 |
| セキュリティーエラータ (RHSA) の随時リリース | ◯ |
| バグ修正エラータ (RHBA) の随時リリース2 | ◯ |
1.テクニカルサポートは、Red Hat Ceph Storage サブスクリプション契約に含まれているサービスレベルによって異なります。
2.Red Hat は、バグ修正エラータアドバイザリー (RHBA) を作成する一方で、お客様のビジネスに大きく影響する深刻な問題に対処するための一時的な措置として Hotfix を提供する場合があります。
製品サポート
フルサポート (1 年間)
- 評価みの影響度が「重大」および「重要」のセキュリティーアドバイザリー (RHSA) と、優先度が「緊急」および一部の「高」のバグ修正アドバイザリー (RHBA) が、利用可能になるとリリースされます。その他のエラータアドバイザリーは必要に応じて提供されます。
- 一部のソフトウェア機能拡張が利用可能な場合は、Red Hat の判断により提供されます。
- マイナーリリースには、評価済みの利用可能なエラータアドバイザリー (RHSA、RHBA、および RHEA) も含まれます。マイナーリリースは累積的になっており、以前にリリースされた更新内容も含まれます。
さらに、以下はフルサポートフェーズでのみ適用されます。
- お客様およびパートナー様は、このフェーズの終了までにアップストリームで導入された新機能の選択的なバックポートをリクエストできます。その後に Red Hat Product Management および Engineering による検討が行われます。
- インストーラーのコンポーネントは、このフェーズの終了までに更新される可能性があります。
フルサポートの終了については、このフェーズにおける最後のポイントリリースの公開時に通知されます。
メンテナンスサポート (2 年間)
- 評価みの影響度が「重大」および「重要」のセキュリティーアドバイザリー (RHSA) と、優先度が「緊急」および一部の「高」のバグ修正アドバイザリー (RHBA) が、利用可能になるとリリースされます。その他のエラータアドバイザリーは必要に応じて提供されます。
Extended Life Support (ELS) (2 年) (アドオンのライフサイクル延長は別途購入)
- メンテナンスサポートと同じですが、バグ修正エラータに限定されます。RHSA に関しては、お客様のリクエストに応じたサポートのみとなります。これは既存環境のみに有効で、新規のインストール、または (メンテナンスサポートの終了時に) 製品の該当バージョンで認定されていないテクノロジーとの組み合わせには適用されません。購入した SKU の容量またはノード数を超えない限り、クラスターの拡張とノードの削除はサポートされます。RHCS の ELS サポートは、ELS を購入したメジャーバージョンで提供されます。バグ修正エラータと RHSA は、そのメジャーバージョンの最新のドットリリースでのみ提供されますが、テクニカルサポートはそのメジャーバージョンのすべてのドットまたは z stream リリースで提供されます。質問および延長サポートアドオンの購入については、Red Hat アカウント担当者までお問い合わせください。
- Red Hat Ceph Storage Extended Lifecycle Support には、RHEL EUS と RHEL ELS のサポートは含まれません。どちらも RHEL オプションであり、別途取得する必要があります。
| Red Hat Ceph Storage のリリース | エラータおよび RHSA の対象バージョン |
|---|---|
| Red Hat Ceph Storage 2 | 2.5 |
| Red Hat Ceph Storage 3 | 3.3 |
| Red Hat Ceph Storage 4 | 4.3 |
| Red Hat Ceph Storage 5 | 5.3 |
Red Hat Ceph Storage のアップグレードポリシー
Red Hat は、Red Hat Ceph Storage のメジャーリリース間でサポート対象となるアップグレードパスを提供します。インストールまたはアップグレードの手順については、製品ドキュメントを参照してください。
Red Hat は、Alpha 版、Beta 版、RC (release-candidate) 版またはその他リリース前のビルドを製品環境へ更新するサポートはしていません。必要な場合は、Red Hat のコンサルティングチームが手動による移行でサポートできます。
アップグレードプロセスでは、連続するマイナーリリース間でのアップグレードをサポートします。お客様には、できるだけ早く利用可能な最新のポイントリリースをデプロイすることをお勧めします。
アップグレードプロセスでは、たとえば、Red Hat Ceph Storage 1 から Red Hat Ceph Storage 2 へのアップグレードはサポートされますが、Red Hat Ceph Storage 1 から Red Hat Ceph Storage 3 へのアップグレードはサポートされません。
ライフサイクルの日付
注記:
- Red Hat Ceph Storage は、Extended Update Lifecycle を提供していません。新しいポイントリリースが公開された場合は、すぐにアップグレードしていただく必要があります。基盤となる RHEL オペレーティングシステムは、8.2 EUS 以降、通常ライフサイクルおよび EUS ライフサイクル (https://access.redhat.com/support/policy/updates/errata) でサポートされています。詳細は https://access.redhat.com/support/policy/updates/errata#Extended_Update_Support を参照してください。
- Red Hat Ceph Storage Extended Lifecycle Support には、RHEL EUS と RHEL ELS のサポートは含まれません。どちらも RHEL オプションであり、別途取得する必要があります。