Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes

概要

Red Hat は、お客様とパートナーがインフラストラクチャーを効果的に計画、デプロイメント、およびサポートできるように、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes の特定のライフサイクルポリシーを確立しました。Red Hat は、最大限の透明性を確保できるようにこのライフサイクルを公開しますが、状況に応じて、これらのポリシーの例外を認める場合があります。 リリースされたすべてのエラータには、有効なサブスクリプションがあれば、メジャーバージョンのライフサイクル期間中にアクセスできます。

詳細情報

お客様には、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes を、サポートされている最新バージョンの製品に適時にアップグレードしていただく必要があります。バグの修正と機能は、製品の最新バージョン (フルサポートフェーズ) を対象としていますが、以前のリリース (メンテナンスサポートフェーズ) の重要なセキュリティーリスク項目に関しては、一部を対象にすることも可能です。Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes のサポートライフサイクルフェーズについては、以下で説明します。

ライフサイクルフェーズ

このライフサイクルには、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes のマイナーリリースによって区切られた、規定されたサポートフェーズが含まれます。Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes の新しいバージョン (例: 2.0) または各マイナーバージョン (例: 2.1) のライフサイクルは複数のフェーズに分割され、各フェーズで最初のリリース日からの期間に応じたさまざまなレベルのメンテナンスが定義されています。

フルサポート

公開されている対象範囲 [^1] およびサービスレベルアグリーメント [^2] に従って、フルサポートが提供されます。同様に、開発サポートも公開された対象範囲およびサービスレベルアグリーメントに従って提供されます。

フルサポートフェーズでは、「重大」および「重要」と認定されたセキュリティーアドバイザリー (RHSA) と、優先度が「緊急」および一部の「高」のバグ修正アドバイザリー (RHBA) が利用可能になり次第リリースされます。その他のすべての利用可能な修正および認定パッチは、定期的な更新を通じてリリースされる場合があります。お客様は、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes 環境を、サポートされている最新のマイナーバージョンにアップグレードする必要があります。リクエストに応じて、Red Hat の判断により、「重大」と認定されたセキュリティーエラータアドバイザリー (RHSA) および「重大」と認定されたバグ修正エラータアドバイザリー (RHBA) が、最新でないマイナーバージョンに対して利用可能になる場合があります。

メンテナンスサポート

メンテナンスサポートフェーズでは、「重大」および「重要」と認定されたセキュリティーアドバイザリー (RHSA) が利用可能になり次第リリースされます。 優先度が「緊急」で、一部の優先度「高」のバグ修正エラータアドバイザリー (RHBA) が利用可能になり次第、リリースされます。その他のバグ修正および機能強化 (RHEA) アドバイザリーは、Red Hat の判断でリリースされる場合がありますが、必ずしもリリースされるとは限りません。

Extended Update Support Term 1

Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes 2.11 以降、Red Hat は特定のリリース (例: 2.11) を Extended Update Support (EUS) リリースとして表記します。EUS Term 1 は、ACM の Standard と Premium の両方のサブスクリプションに含まれています。

EUS リリースの場合、前述のフルサポートフェーズとメンテナンスサポートフェーズが同じ条件で適用され、リリースの各フェーズの開始日と終了日が設定されます。Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes の EUS リリースでは、事前定義された一連のマイナーリリースに対して、影響度が「重大」および「重要」のセキュリティー更新と優先度が「緊急」のバグ修正のバックポートを提供します。EUS により、お客様は Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes の同じリリースを長期間にわたって使い続けることができ、ミッションクリティカルなアプリケーションを安定した実稼働環境で提供できます。

Extended Update Support Term 2

Additional EUS Term 2 によるサポートは、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes のお客様が利用できるオプションのアドオンサブスクリプションです。Additional EUS Term 2 では、Red Hat は、Operator ライフサイクルページに記載のとおり、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes の影響度が「重大」および「重要」のセキュリティー更新と優先度が「緊急」のバグ修正のバックポートを提供します。Additional EUS Term 2 を利用すると、期間をさらに延長し、ミッションクリティカルなアプリケーションを安定した実稼働環境で提供できます。

階層化された依存コンポーネント

EUS または EUS Term 2 にアクセスできるかどうかが不明な場合や、ご使用の環境への適性を判断したい場合は、Red Hat の営業担当者にお問い合わせください。

Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes は、Red Hat、パートナー、またはサードパーティーベンダーが提供するテクノロジーを柔軟に組み合わせて使用することができます。依存するすべてのテクノロジーは、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes から独立したライフサイクルを持っています。そのため、テクノロジープロバイダーに問い合わせて、そのテクノロジーがどのようにテスト、認証、サポートされているかを確認することが重要となります。

Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes のライフサイクルの日付

対象範囲

サポートは、公開されている Red Hat Enterprise Agreement の「Appendix 1」の対象範囲に従った使用に対して提供されます。

サービスレベルアグリーメントは、Red Hat Enterprise Service Level Agreement で提供されています。

サポートマトリックスは以下で提供されています。