Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Satellite

4.3.2. 仮想システムのセットアップ

仮想ゲストシステムで作業を行うには、仮想ゲストを簡単にプロビジョニングできるようにするキックスタートプロファイルを作成します。

4.3.2.1. ゲストシステム用のキックスタートプロファイルの作成

  1. Satellite の Web インターフェースにログオンします。概要 にある タスク ウィジットの キックスタートの管理 リンクをクリックするか、または上部ナビゲーションバーの システム、左のナビゲーションバーの キックスタート の順にクリックして キックスタート概要 画面まで移動します。
  2. キックスタート概要 のページで、右上にある キックスタートのアクション ウィジットの 新規のキックスタートプロファイルを作成 リンクをクリックします。
  3. 次に表示されるページがキックスタートプロファイル作成プロセスのステップ 1 になります。
    1. 他のプロファイルと区別しやすいプロファイルラベルを入力します。guest-system などがわかりやすいでしょう。
    2. ベースチャンネル フィールドでは、 Red Hat Enterprise Linux $PRODUCT ($ARCH 対応の v.5 または 6) を選択します。$ARCH はホストシステムのオペレーティングシステムのアーキテクチャーになり、$PRODUCT は Server か Client のいずれかになります。

      注記

      Client ソフトウェアチャンネルを Satellite に同期していなかった場合、Red Hat Enterprise Linux Client 5 または 6 は選択できない場合があります。

      注記

      Red Hat Enterprise Linux 5 または Red Hat Enterprise Linux 6 と、Red Hat Enterprise Linux 5 または Red Hat Enterprise Linux 6 Desktop のチャンネルラベルは、それぞれ「server」と「client」になることに注意してください。
    3. キックスタート可能なツリー のフィールドでは、ks-rhel-$ARCH-$PRODUCT-5.3 を選択してください。ここで、$ARCH はホストシステムのアーキテクチャーであり、プロビジョニングするゲストに対応させる製品により $PRODUCT は「server」か「client」のいずれかになります。
    4. 仮想化タイプ を選択します。

      注記

      既存のキックスタートの 仮想化タイプ を変更する場合、ブートローダーやパーティションのオプションも変更してしまう可能性があり、ユーザーの行ったカスタマイズ部分を上書きする可能性があります。仮想化タイプ を変更する場合は パーティション (Partitioning) タブを見て設定が適切であることを確認してください。
    5. 最後に、画面の右下にある 次へ ボタンをクリックして次のステップに移動します。
  4. キックスタートプロファイル作成プロセスのステップ 2 では、ゲストシステムのインストール用の配信ファイルの場所を選択します。すでに デフォルトのダウンロード場所 が画面上で選択され、データが記入されているはずです。この画面の 次へ ボタンをクリックしてステップ 3 に進みます。

    注記

    Client ソフトウェアチャンネルを Satellite に同期していなかった場合、Red Hat Enterprise Linux Client 5 または 6 は選択できない場合があります。
  5. キックスタートプロファイル作成プロセスのステップ 3 では、プロビジョニングしているゲストシステムの root パスワードを選択し、次へ をクリックしてプロファイルの作成を完了します。
これでキックスタートプロファイルの作成が完了します。ステップ 3 が完了するとプロファイルの詳細に移動します。プロファイルの各種タブをブラウズして設定を変更することができますが、ほとんどの場合、デフォルトの設定で正常に動作するはずなので必ずしも変更する必要はありません。インターフェースは少な目に割り当てるようになっていますが、このキックスタートプロファイルでのゲストシステムには最低でも 3 GB の領域を割り当てることを強く推奨します。