3.5. サスペンドと復帰

システムがサスペンド状態になると、カーネルはドライバーを呼び出してその状態を保存し、それからドライバーをアンロードします。システムが復帰する時には、ドライバーを再読み込みし、デバイス群を再プログラムします。このタスクを遂行するドライバーにより、システムが正常に復帰できるかどうかが決まります。
この点では、ビデオドライバーが特に問題です。その理由は、ACPI (電力制御インタフェース:Advanced Configuration and Power Interface) 規格では、システムファームウェアがビデオハードウェアを再プログラムできる必要がないためです。そのため、ビデオドライバーがハードウェアを完全な未初期化の状態からプログラムできない限りは、システムは復帰できないことがあります。
Red Hat Enterprise Linux 6 では、新しいグラフィックスチップセットをより強力にサポートしています。これにより、サスペンドと復帰は以前より多くのプラットフォームで機能します。特に、NVIDIA チップセットに対するサポートは格別に向上しており、GeForce 8800 シリーズでは特に改善されています。