1.3. .rhevmshellrc の設定
.rhevmshellrc
は、ユーザーが rhevm-shell
に初めて接続する際に自動的に作成され、データが投入される設定ファイルです。このファイルにより、ユーザーが Red Hat Enterprise Virtualization 環境への接続時のオプションを設定することができます。.rhevmshellrc
ファイルは、デフォルトで /home/[user name]/.rhevmshellrc
に配置されます。
.rhevmshellrc
ファイルの設定情報は、[cli]
と [ovirt-shell]
の 2 つのセクションヘッダーの下に記載されます。これらのヘッダーは、設定ファイルの解析に必要です。
表1.1 [cli]
のパラメーター
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
autoconnect
|
ブール値
|
rhevm-shell セッションに自動接続するかどうかの設定を切り替えます。ステータスは
True または False のいずれかです。
|
autopage
|
ブール値
|
シェル内のページネーションのオン/オフを切り替えます。ステータスは
True または False のいずれかです。
|
表1.2 [ovirt-shell]
のパラメーター
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
username
|
文字列
|
ログインに使用するユーザー名
|
timeout
|
整数
|
要求のタイムアウトを指定します。デフォルトは「-1」です。
|
extended_prompt
|
ブール値
|
シェルのコマンドプロンプトにホスト名を表示する拡張プロンプトオプションを切り替えます。
|
url
|
文字列
|
Red Hat Enterprise Virtualization 環境のアドレス
|
insecure
|
ブール値
|
CA 証明書の要件を切り替えます。ステータスは
True または False のいずれかです。
|
renew_session
|
ブール値
|
有効期限が切れた際のセッションの自動更新の設定を切り替えます。ステータスは
True または False のいずれかです。
|
filter
|
ブール値
|
オブジェクトフィルタリングのオン/オフを切り替えます。オブジェクトフィルタリングを使用すると、パーミッションに従いオブジェクトを取得することができます。オン/オフの切り替えが可能なのは、admin ロールのみとなっています。ステータスは
True か False のいずれかとなります。
|
session_timeout
|
整数
|
認証セッションのタイムアウト (分単位) を指定します。正数である必要があります。
|
ca_file
|
文字列
|
使用するサーバー CA 証明書を指定します。
|
dont_validate_cert_chain
|
ブール値
|
サーバー CA 証明書の検証の設定を切り替えます。ステータスは
True または False のいずれかです。
|
key_file
|
文字列
|
クライアントの PEM キーファイルを指定します。
|
password
|
文字列
|
ユーザー名で使用するパスワード
|
cert_file
|
文字列
|
クライアントの PEM 証明書ファイルを指定します。
|