4.3. cluster
cluster
リソースタイプは、Red Hat Enterprise Virtualization 環境のホストクラスターリソースをすべてグループ化します。
表4.4 クラスターのパラメーター
名前 | タイプ | 説明 | 必須 | ユーザーが作成可能 | ユーザーが更新可能 |
---|---|---|---|---|---|
--cpu-id
|
文字列
|
クラスター内で全ホストがサポートする必要のある CPU タイプを定義するサーバーの CPU 参照
|
はい
|
はい
|
はい
|
--data_center-id|name
|
文字列
|
ホストクラスターのデータセンターへの参照
|
はい
|
はい
|
いいえ
|
--name
|
文字列
|
ホストクラスター名
|
はい
|
はい
|
はい
|
--version-major
|
整数
|
クラスターのメジャーバージョン番号。たとえば、Red Hat Enterprise Virtualization 3.2 はメジャーバージョンが 3 となります。
|
はい
|
はい
|
はい
|
--version-minor
|
整数
|
データセンターのマイナーバージョン番号。たとえば、Red Hat Enterprise Virtualization 3.2 はマイナーバージョンが 2 となります。
|
はい
|
はい
|
はい
|
--description
|
文字列
|
ホストクラスターの説明
|
いいえ
|
はい
|
はい
|
--error_handling-on_error
|
文字列
|
クラスター内のホストが非稼働状態になった場合の仮想マシンの処理 (例:
migrate 、do_not_migrate 、migrate_highly_available ) を定義します。
|
いいえ
|
はい
|
はい
|
--gluster_service
|
ブール値
|
The status is either
true or false .
|
いいえ
|
はい
|
はい
|
--memory_policy-overcommit-percent
|
double
|
ホストでこれ以上仮想マシンを起動できなくなる前に、使用が許可されるホストメモリーの使用率 (パーセントで表示)。KSM ではメモリーを共有するため、仮想マシンは使用可能な容量以上のホストメモリーを使用することができます。推奨値は、
100 (なし)、 150 (サーバー負荷) および 200 (デスクトップ負荷) になります。
|
いいえ
|
はい
|
はい
|
--memory_policy-transparent_hugepages-enabled
|
ブール値
|
Transparent Hugepages のステータスを有効にするかどうかを定義します。このステータスは
true または false のいずれかです。
|
いいえ
|
はい
|
はい
|
--scheduling_policy-policy
|
文字列
|
クラスター内のホストの仮想マシンスケジューリングモード。
evenly_distributed 、 power_saving 、空白 (指定なし) などを指定できます。
|
いいえ
|
はい
|
はい
|
--scheduling_policy-thresholds-duration
|
整数
|
ホストが過負荷となってから、スケジューラーが起動してその負荷を別のホストに移動するまでの時間 (秒単位)
|
いいえ
|
はい
|
はい
|
--scheduling_policy-thresholds-high
|
整数
|
過負荷とみなされるまでにホストが許容できる最高 CPU 使用率を制御します。
|
いいえ
|
はい
|
はい
|
--scheduling_policy-thresholds-low
|
整数
|
十分に活用されていないとみなされるまでにホストが許容できる最低 CPU 使用率を制御します。
|
いいえ
|
はい
|
はい
|
--threads_as_cores
|
ブール値
|
ホストはスレッドをコアとして処理するため、ホスト内のコア数よりもプロセッサーコアの合計数が多い仮想マシンをホストで実行できるようになります。ステータスは
true または false のいずれかです。
|
いいえ
|
いいえ
|
いいえ
|
--trusted_service
|
ブール値
|
ホストの検証に OpenAttestation サーバーを使用するかどうかを定義します。
|
いいえ
|
はい
|
はい
|
--virt_service
|
ブール値
|
The status is either
true or false .
|
いいえ
|
はい
|
はい
|
--expect
|
'201-created'
|
必要とされる HTTP ヘッダーが返されるまで、要求は非同期になります。このオプションは、指定しないとタスクの完了前に「成功」と返されてしまうような実行時間の長いタスクに役立ちます。
|
いいえ
|
いいえ
|
いいえ
|
--correlation_id
|
文字列
|
システム共通ロギングのアクションに対するタグ識別子。クライアントが識別子を定義しない場合は生成されます。
|
いいえ
|
はい
|
いいえ
|
例4.5 新規クラスターの作成
[RHEVM shell (connected)]# add cluster --name Engineering --cpu-id "Intel Penryn Family" --datacenter-name Default --version-major 3 --version-minor 2
例4.6 クラスターの更新
[RHEVM shell (connected)]# update cluster Engineering --name Finance
例4.7 クラスターの削除
[RHEVM shell (connected)]# remove cluster Engineering