第1章 CLI の使用
Red Hat Enterprise Virtualization スイートには、コマンドラインインターフェース (CLI) の機能があります。この CLI により、ユーザーは標準の Web インターフェース以外から Red Hat Enterprise Virtualization Manager へ接続できるようになります。この CLI には、システム管理者がクライアントマシンから仮想環境の定期的なメンテナンスや反復タスクを行うのに役立つスクリプトシステムが含まれています。
1.1. CLI のインストール
Red Hat Enterprise Virtualization の CLI をクライアントマシンにインストールします。
root
ユーザーでクライアントマシンにログインします。- コンテンツ配信ネットワークにシステムを登録します。プロンプトが表示されたら、カスタマーポータルのユーザー名とパスワードを入力します。
# subscription-manager register
Red Hat Enterprise Virtualization
のサブスクリプションプールを見つけて、プール ID を書き留めておきます。# subscription-manager list --available
- 上記のステップで特定したプール ID を使用して、
Red Hat Enterprise Virtualization
のエンタイトルメントをシステムにアタッチします。# subscription-manager attach --pool=pool_id
- 必要なリポジトリーを有効にします。
# subscription-manager repos --enable=rhel-6-server-rhevm-rpms
- CLI パッケージと依存関係をインストールします。
# yum install rhevm-cli