4.6. glustervolume
glustervolume
リソースタイプは、Red Hat Enterprise Virtualization 環境の Gluster ストレージボリュームリソースをすべてグループ化します。
表4.10 Gluster ボリュームのパラメーター
名前 | タイプ | 説明 | 必須 | ユーザーが作成可能 | ユーザーが更新可能 |
---|---|---|---|---|---|
--name
|
文字列
|
Gluster ボリュームの名前
|
はい
|
はい
|
いいえ
|
--volume_type
|
文字列
|
Gluster ボリュームタイプを定義します。
DISTRIBUTE 、REPLICATE 、DISTRIBUTED_REPLICATE 、STRIPE 、DISTRIBUTED_STRIPE の中から選択します。
|
はい
|
はい
|
いいえ
|
--bricks-brick
|
コレクション
|
新しい Gluster ボリュームには、追加および管理する Gluster ブリックのセットが必要です。このパラメーターは、ブリックの詳細のコレクションを参照します。1 つ以上のブリックを指定しますが、複数のブリックには複数の
bricks-brick パラメーターを一覧で指定します。コレクションの詳細は以下を参照してください。
|
はい
|
はい
|
いいえ
|
--transport_types
|
コレクション
|
Gluster ボリュームの利用可能なトランスポートメソッドへの参照。コレクションの詳細は以下を参照してください。
|
いいえ
|
はい
|
いいえ
|
--replica_count
|
整数
|
複製ボリュームのファイルレプリケーション数を定義します。
|
いいえ
|
はい
|
いいえ
|
--stripe_count
|
整数
|
ストライプボリュームのストライプ数を定義します。
|
いいえ
|
はい
|
いいえ
|
--options-option
|
コレクション
|
Gluster ボリュームのオプションへの参照。コレクションの詳細は下記を参照してください。
|
いいえ
|
はい
|
いいえ
|
--bricks-brick
パラメーターは、以下の表に記載したサブパラメーターを使用するコレクションです。
表4.11 bricks-brick パラメーター
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
brick.server_id
|
文字列
|
Gluster サーバーのアドレス
|
brick.brick_dir
|
文字列
|
Gluster サーバー上のブリックのディレクトリー
|
--transport_types
パラメーターは、以下の表に記載したサブパラメーターを使用するコレクションです。
表4.12 transport_types パラメーター
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
transport_type
|
文字列
|
使用するトランスポートタイプを定義します。複数のタイプには複数の
transport_type パラメーターを指定します。TCP と RDMA より選択します。
|
--options-option
パラメーターは、以下の表に記載したサブパラメーターを使用するコレクションです。
表4.13 options-option パラメーター
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
option.name
|
文字列
|
Gluster オプション名
|
option.value
|
文字列
|
Gluster オプションの値
|
次の表には、リソースベースのコマンドのその他の
glustervolume
オプションをまとめています。
表4.14 その他のコマンドオプション
オプション | 説明 |
---|---|
--cluster-identifier | Gluster ボリュームをサブリソースとして cluster に追加します。 |
例4.14 2 つのブリックを持つ Gluster ボリュームの作成
[RHEVM shell (connected)]# add glustervolume --cluster-identifier Default --name GlusterVol1 --volume-type DISTRIBUTE --bricks-brick "brick.server_id=UUID,brick.brick_dir=filepath
"--bricks-brick "brick.server_id=UUID,brick.brick_dir=filepath
"
例4.15 Gluster ボリュームの削除
[RHEVM shell (connected)]# remove glustervolume --cluster-identifier Default --name GlusterVol1
次の表は、Gluster ボリュームリソースのアクションを示しています。
表4.15 Gluster ボリュームのアクション
アクション | 説明 |
---|---|
start | Gluster ボリュームを使用可能にします。 |
stop | Gluster ボリュームを無効にします。 |
setOption | Gluster ボリュームのオプションを設定します。 |
resetOption | Gluster ボリュームのオプションをデフォルトに再設定します。 |
resetAllOptions | Gluster ボリュームのすべてのオプションをデフォルトに再設定します。 |