28.7. 管理コンソールを使用して HornetQ リソースを管理

JBoss Enterprise Application Platform 内の管理コンソールを使用して HornetQ リソースを作成および設定できます。
管理コンソールでは、宛先 (JMS トピックおよびキュー) と JMS 接続ファクトリーを作成できます。
管理コンソールにログインしたら、左側のツリーに JMS Manager アイテムが表示されます。すべての HornetQ リソースは、これを使用して設定されます。これは JMS キュー、トピック、および接続ファクトリーの子アイテムを持ちます。各ノードをクリックすると、現在利用可能なリソースが表示されます。以下の項では、各リソースを作成および設定する方法を順番に説明します。

28.7.1. JMS キュー

新しい JMS キューを作成するには、JMS キューアイテムをクリックして利用可能なキューを表示します。右側のパネルには、[Add a New Resource] ボタンが表示されます。このボタンをクリックし、デフォルト (JMS キュー) のテンプレートを選択します。[Continue] をクリックします。ここで入力する重要な情報は、キューの名前とキューの JNDI 名です。JNDI 名はクライアントから JNDI 内のキューをルックアップするために使用します。ほとんどのキューでは、これは、提供する必要がある唯一の情報です。他のものについては適切なデフォルト値が提供されます。また、下部付近にはセキュリティーロールセクションがあります。このキューにロールを提供しない場合は、サーバーのデフォルトセキュリティー設定が使用されます。キューを作成した後で、これらは設定に示されます。名前と JNDI 名を除くすべての値は、管理コンソールでキューをクリックした後に設定タブを使用して変更できます。以下の項では、これらについて詳しく説明します。
設定を強調表示すると、以下の画面が示されます。
名前と JNDI 名は変更できません。これらの名前を変更する場合は、キューを適切な設定で再び作成します。特定のアドレスに関する、セキュリティーロールを除く他の設定オプションは、アドレス設定に関係します。デフォルトのアドレス設定は、サーバー設定から取得されます。これらいずれかの設定を変更したり、コンソールでキューを作成したりする場合は、新しいアドレス設定エントリが追加されます。アドレス設定の詳細については、「アドレス設定を介してキューを設定」 を参照してください。
キューを削除するには、メイン JMS キュー画面のキュー名の横にある [Delete] ボタンをクリックします。これにより、キューアドレスに対して以前に作成されたすべてのアドレス設定またはセキュリティー設定も削除されます。
設定オプションの最後の部分は、セキュリティーロールです。作成時に何も提供されない場合は、サーバーのデフォルトのセキュリティー設定が示されます。これらが変更または更新された場合は、このキューのアドレスに対して新しいセキュリティー設定が作成されます。セキュリティー設定の詳細については、29章セキュリティ を参照してください。
このキューに対する統計情報はメトリックスタブを使用して参照できます。これは、メッセージ数やコンシューマー数などの統計情報を示します。
操作は、制御タブでキューに対して実行できます。この場合、キューを開始および停止したり、キューに対してリスト、移動、期限切れ設定、および削除を行ったり、他の役に立つ操作を実行したりできます。操作を呼び出すには、必要な操作のボタンをクリックします。この結果、操作のパラメーターを設定できる画面に移動します。設定したら、[OK] ボタンをクリックして操作を呼び出します。結果は画面の下部に表示されます。