21.5. クライアントでの大きいメッセージのキャッシュ

大きいメッセージは、ストリーミングによりサーバーからクライアントに転送されます。メッセージは小さいパケットに分割され、メッセージが読み取られるときにより多くのパケットが受信されます。このため、大きいメッセージは 1 度だけしか読み取ることができず、結果として、受信されたメッセージは別のプロデューサーに 1 度だけしか送信できません。たとえば、障害発生時に、JMS ブリッジは大きいメッセージを再送信できません。
この問題を解決するために、接続ファクトリーでプロパティー cache-large-message-client を有効にできます。このプロパティーを有効にした場合、クライアントコンシューマーは大きいメッセージの内容を保持する一時ファイルを作成するため、大きいメッセージを再送信できます。

注記

大きいメッセージに JMS ブリッジが使用される場合は、JMS ブリッジで使用された接続ファクトリーでこのオプションを使用します。