30.4.3. JCA インバウンド設定

インバウンド設定は、未変更のままである必要があります。これは、メッセージを MDB に転送するものを制御します。アクティベーション設定を MDB 自体に追加することにより、MDB のプロパティーをオーバーライドできます。これは、MDB が異なるサーバーから消費するよう設定するために使用できます。
また、インバウンド設定は、グローバル設定プロパティー以外に追加のプロパティーを定義します。

表30.3 インバウンド設定プロパティー

プロパティー名 プロパティータイプ プロパティーの説明
定義 文字列 宛先の JNDI 名
DestinationType 文字列 宛先のタイプ。javax.jms.Queue または javax.jms.Topic (デフォルト値は javax.jms.Queue) のいずれかになります。
AcknowledgeMode 文字列 承認モード。Auto-acknowledge または Dups-ok-acknowledge (デフォルト値は Auto-acknowledge) のいずれかになります。AUTO_ACKNOWLEDGEDUPS_OK_ACKNOWLEDGE は許容値です。
MaxSession 整数 このインバウンド設定により作成されたセッションの最大数 (デフォルト値は 15)
MessageSelector 文字列 コンシューマーのメッセージセレクター
SubscriptionDurability 文字列 サブスクリプションのタイプ。Durable または NonDurable のいずれかになります。
SubscriptionName 文字列 サブスクリプションの名前
TransactionTimeout Long トランザクションタイムアウト (ミリ秒単位。デフォルト値は 0 であり、トランザクションはタイムアウトしません)
UseJNDI ブール値 宛先をルックアップするために JNDI を使用するかどうか (デフォルト値は true)