9.6. インスタンスのシリアル番号の設定

Red Hat OpenStack Platform 13 では、仮想マシンの仮想 BIOS に保存されるインスタンスのシリアル番号は、ホストのシリアル番号に基づいています。

Red Hat OpenStack Platform 16.2 では、仮想マシンの仮想 BIOS に格納されるインスタンスのシリアル番号は、デフォルトでインスタンスの UUID に基づいています。

Red Hat OpenStack Platform 16.2 にアップグレードするときに、Red Hat OpenStack Platform 13 デプロイメントの動作を維持したい場合は、[libvirt]sysinfo_serial を設定する必要があります。

手順

  1. アンダークラウドホストに stack ユーザーとしてログインします。
  2. stackrc アンダークラウド認証情報ファイルを入手します。

    [stack@director ~]$ source ~/stackrc
  3. 環境ファイルを開きます。
  4. 次の設定を環境ファイルに追加して、インスタンスのシリアル番号がホストのシリアル番号に基づくように指定します。

    parameter_defaults:
      <Role>ExtraConfig:
        nova::compute::libvirt::sysinfo_serial: auto
  5. 更新を環境ファイルに保存します。
  6. このファイルをオーバークラウドのアップグレードおよびデプロイメントコマンドに追加します。