7.4. アップグレード前の要件の検証

pre-upgrade 検証グループを実行して、アップグレード前の要件を確認します。

Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) 検証フレームワークの詳細は、director のインストールと使用方法検証フレームワークの使用 を参照してください。

手順

  1. source コマンドで stackrc ファイルを読み込みます。

    $ source ~/stackrc
  2. --group pre-upgrade オプションを指定して openstack tripleo validator run コマンドを実行し、/usr/libexec/platform-python python ランタイム環境を追加します。

    $ openstack tripleo validator run --group pre-upgrade --python-interpreter /usr/libexec/platform-python -i inventory.yaml
    注記

    確認するパッケージのリストが含まれていることを確認してください。コマンドで --extra-vars または --extra-vars-file を使用すると、CLI からリストを提供できます。詳細は、tripleo validator run のコマンド引数 を参照してください。

  3. 検証レポートの結果を確認します。特定の検証からの詳細出力を表示するには、レポートからの特定検証の UUID を指定して openstack tripleo validator show run --full コマンドを実行します。

    $ openstack tripleo validator show run  --full <UUID>
重要

検証結果が FAILED であっても、RHOSP のデプロイや実行が妨げられることはありません。ただし、FAILED の検証結果は、実稼働環境で問題が発生する可能性があることを意味します。