第1章 Red Hat OpenStack Platform のアップグレードフレームワークについて

アップグレード用の Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) フレームワークは、RHOSP 環境を 1 つの長期バージョンから次の長期バージョンにアップグレードするためのワークフローです。このワークフローはインプレースのソリューションで、アップグレードは既存の環境内で実行されます。

1.1. ロングライフバージョンのアップグレードフレームワーク

Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) の アップグレードフレームワーク を使用して、複数のオーバークラウドバージョンを経由するインプレースアップグレードパスを実施することができます。この機能は、ロングライフバージョン とされている特定の OpenStack のバージョンの使用を継続し、次のロングライフバージョンが提供された際にアップグレードする機会を提供することを目的としています。

Red Hat OpenStack Platform のアップグレードプロセスでは、ノード上の Red Hat Enterprise Linux (RHEL) のバージョンもアップグレードされます。

本ガイドは、以下のバージョン間のアップグレードフレームワークを提供します。

現在のバージョン目的のバージョン

Red Hat OpenStack Platform 13 (最新)

Red Hat OpenStack Platform 16.2 (最新)