第2章 RHEL インストールの準備

このセクションでは、Red Hat Enterprise Linux インストールを準備する方法を説明します。

2.1. サポート対象の RHEL アーキテクチャーおよびシステム要件

Red Hat Enterprise Linux 9 は、より少ない労力でより迅速にワークロードを提供するために必要なツールを使用して、ハイブリッドクラウドのデプロイメントにまたがって、安定した安全で一貫性のある基盤を提供します。RHEL は、対応しているハイパーバイザー環境やクラウドプロバイダー環境にゲストとしてデプロイすることも、物理インフラストラクチャーにデプロイすることもできるため、アプリケーションは、主要なハードウェアアーキテクチャープラットフォームの革新的な機能を利用できます。

2.1.1. サポート対象のアーキテクチャー

Red Hat Enterprise Linux では、次のアーキテクチャーに対応します。

  • AMD アーキテクチャーおよび Intel 64 ビットアーキテクチャー
  • 64 ビット ARM アーキテクチャー
  • IBM Power Systems、リトルエンディアン
  • 64 ビット IBM Z アーキテクチャー
注記

IBM Power Server へのインストール手順は、IBM installation documentation を参照してください。システムで RHEL のインストールがサポートされていることを確認するには、https://catalog.redhat.com および https://access.redhat.com/articles/rhel-limits を参照してください。

2.1.2. システム要件

Red Hat Enterprise Linux を初めてインストールする場合は、インストールの前にシステム、ハードウェア、セキュリティー、メモリー、および RAID に関するガイドラインを確認することが推奨されます。詳細は、システム要件の参照 を参照してください。

システムを仮想ホストとして使用する場合は、仮想化に必要なハードウェア要件 を確認してください。