10.6. インスタントアプリとクイックスタートテンプレートの使用

OpenShift Container Platformには、デフォルトのインスタントアプリやクイックスタートテンプレートが多数用意されており、さまざまな言語に対応した新しいアプリケーションの作成を簡単に始めることができます。Rails (Ruby)、Django (Python)、Node.js、CakePHP (PHP) および Dancer (Perl) 用のテンプレートを利用できます。クラスター管理者は、これらのテンプレートを利用できるようにデフォルトのグローバル openshift プロジェクトにこれらのテンプレートを作成している必要があります。

デフォルトで、テンプレートビルドは 必要なアプリケーションコードが含まれる GitHub の公開ソースリポジトリーを使用して行われます。

手順

  1. 利用可能なデフォルトのインスタントアプリやクイックスタートテンプレートを一覧表示できます。

    $ oc get templates -n openshift
  2. ソースを変更し、アプリケーションの独自のバージョンをビルドするには、以下を実行します。

    1. テンプレートのデフォルト SOURCE_REPOSITORY_URL パラメーターが参照するリポジトリーをフォークします。
    2. テンプレートから作成する場合には、SOURCE_REPOSITORY_URL パラメーターの値を上書きします。 デフォルト値ではなく、フォークを指定してください。

      これにより、テンプレートで作成したビルド設定はアプリケーションコードのフォークを参照するようになり、コードを変更し、アプリケーションを自由に再ビルドできます。

注記

インスタントアプリやクイックスタートのテンプレートの中には、データベースの配置構成を定義しているものがあります。テンプレートが定義する設定では、データベースコンテンツ用に一時ストレージを使用します。データベース Pod が何らかの理由で再起動されると、データベースの全データが失われてしまうので、これらのテンプレートはデモ目的でのみ使用する必要があります。

10.6.1. クイックスタートテンプレート

クイックスタートテンプレートは、OpenShift Container Platform上で動作するアプリケーションの基本的な例です。クイックスタートは、様々な言語やフレームワークで提供され、サービス、ビルド構成、デプロイメント構成のセットから構成されるテンプレートで定義されます。このテンプレートは、必要なイメージやソースリポジトリーを参照して、アプリケーションをビルドし、デプロイします。

手始めに、テンプレートからアプリケーションを作成してみましょう。管理者がこれらのテンプレートを OpenShift Container Platform クラスターにすでにインストールしている必要がありますが、その場合には、Web コンソールからこれを簡単に選択できます。

クイックスタートとは、アプリケーションのソースコードを格納したソースリポジトリのことです。クイックスタートをカスタマイズするには、リポジトリをフォークし、テンプレートからアプリケーションを作成する際に、デフォルトのソースリポジトリ名をフォークしたリポジトリで置き換えます。これにより、提供されたサンプルのソースではなく、独自のソースコードを使用してビルドが実行されます。ソースリポジトリーでコードを更新し、新しいビルドを起動して、デプロイされたアプリケーションで変更が反映されていることを確認できます。

10.6.1.1. Webフレームワークのクイックスタートテンプレート

これらのクイックスタートテンプレートは、指示されたフレームワークと言語の基本的なアプリケーションを提供します。

  • CakePHP: PHP Web フレームワーク (MySQL データベースを含む)
  • Dancer: Perl Web フレームワーク (MySQL データベースを含む)
  • Django: Python Web フレームワーク (PostgreSQL データベースを含む)
  • NodeJS: NodeJS web アプリケーション (MongoDB データベースを含む)
  • Rails: Ruby Web フレームワーク (PostgreSQL データベースを含む)