Red Hat Virtualization のアップグレードの概要

本書では、以下の環境を Red Hat Virtualization 4.3 または 4.4 にアップグレードする方法について説明します。

  • セルフホストエンジン、ローカルデータベース: Data Warehouse データベースおよび Manager データベースの両方が Manager にインストールされている。
  • スタンドアロンマネージャー、ローカルデータベース: Data Warehouse データベースおよび Manager データベースの両方が Manager にインストールされている。
  • スタンドアロンマネージャー、リモートデータベース: Data Warehouse データベースまたは Manager データベース、またはその両方が別のマシン上にある。
注記

アップグレード手順のチェックリストについては、RHV Upgrade Helper を使用することができます。このアプリケーションは、アップグレードパスと現在の環境のチェックリストを入力し、該当するアップグレード手順を表示するよう要求します。

重要

必要なダウンタイムを事前に計画します。アップグレードプロセスでクラスターの互換バージョンを更新した後、それぞれの仮想マシンを再起動すると新しいハードウェア設定が自動的に適用されます。すべての実行中またはサスペンド中の仮想マシンを直ちに再起動して、設定変更を適用する必要があります。

以下の表から、お使いの環境に適した手順を選択します。Manager のバージョンとホストのバージョンが異なる場合 (以前に Manager をアップグレードしていてもホストではない場合)、Manager のバージョンに一致する手順に従います。

表1 サポート対象のアップグレードパス

現在の Manager バージョンターゲット Manager のバージョン関連セクション

4.3

4.4

セルフホストエンジン、ローカルデータベース環境: Red Hat Virtualization 4.3 から 4.4 へのセルフホストエンジンのアップグレード

ローカルデータベース環境: Red Hat Virtualization 4.3 から 4.4 へのアップグレード

リモートデータベース環境: Red Hat Virtualization 4.3 から 4.4 へのリモートデータベース環境のアップグレード

4.2

4.3

セルフホストエンジン、ローカルデータベース環境: Red Hat Virtualization 4.2 から 4.3 へのセルフホストエンジンのアップグレード

ローカルデータベース環境: Red Hat Virtualization 4.2 から 4.3 へのアップグレード

リモートデータベース環境: Red Hat Virtualization 4.2 から 4.3 へのリモートデータベース環境のアップグレード