20.4. 優先順位マップ

スケジューラーの優先順位はグループで定義され、一部のグループは特定のカーネル機能の専用となります。

表20.1 スレッド優先度テーブル

優先度Threads説明

1

優先度の低いカーネルスレッド

通常、この優先度は SCHED_OTHER よりは優先度の高いタスク用に予約されます。

2 - 49

利用可能

標準的なアプリケーションの優先度に使用される範囲。

50

デフォルトの IRQ 値

この優先度は、ハードウェアベースの割り込みのデフォルト値です。

51 - 98

優先度の高いスレッド

この範囲は、定期的に実行され、応答時間が短くなければならないスレッドに使用されます。低いレベルの割り込みに対答できなっくなるので、CPU にバインドされたスレッドには、この範囲を使用 しないでください

99

ウォッチドッグおよび移行

最も高い優先順位で実行される必要があるシステムスレッド。