第7章 変換のトラブルシューティング

本章では、トラブルシューティングに使用するリソースおよびヒントを紹介します。

7.1. トラブルシューティングのリソース

変換プロセス中に発生する可能性のある問題のトラブルシューティングを容易にするため、コンソールおよびログファイルに出力されるログメッセージを確認してください。

コンソールの出力

デフォルトでは、Convert2RHEL ユーティリティーにより、情報、警告、エラー、重要なログレベルのメッセージのみがコンソールに出力されます。デバッグメッセージも出力するには、convert2rhel コマンドで --debug オプションを使用します。

ログ

  • /var/log/convert2rhel/convert2rhel.log ファイルには、デバッグ、情報、警告、エラー、重要なメッセージのリストが表示されます。
  • /var/log/convert2rhel/rpm_va.log ファイルには、ユーザーが修正した変換されていないシステムのパッケージファイルがすべて表示されます。この出力は、rpm -Va コマンドで生成されます。これは --no-rpm-va オプションを convert2rhel コマンドで指定しない限り、自動的に実行されます。