第1章 サポート対象の変換パス

重要

Red Hat は、変換プロセスをスムーズに行えるようにするために、Red Hat コンサルティングサービス のサポートを利用することを推奨します。

現在、システムを、以下の Linux ディストリビューションおよびバージョンから、表 1.1 に記載されている RHEL の対応するマイナーバージョンに変換できます。

表1.1 サポート対象の変換パス

ソース OSソースバージョンターゲット OS とバージョン製品バリアント利用可能な変換方法

Alma Linux

8.9

RHEL 8.9

該当なし

コマンドラインインターフェイス、Satellite

8.8

RHEL 8.8 EUS

該当なし

コマンドラインインターフェイス、Satellite

8.6

RHEL 8.6 EUS

該当なし

コマンドラインインターフェイス、Satellite

CentOS Linux

8.5

RHEL 8.5

該当なし

コマンドラインインターフェイス、Satellite

7.9

RHEL 7.9

サーバー

コマンドラインインターフェイス、Satellite、Red Hat Insights

Oracle Linux

8.9

RHEL 8.9

該当なし

コマンドラインインターフェイス、Satellite

7.9

RHEL 7.9

サーバー

コマンドラインインターフェイス、Satellite

Rocky Linux

8.9

RHEL 8.9

該当なし

コマンドラインインターフェイス、Satellite

8.8

RHEL 8.8 EUS

該当なし

コマンドラインインターフェイス、Satellite

8.6

RHEL 8.6 EUS

該当なし

コマンドラインインターフェイス、Satellite

CentOS Linux の最新マイナーバージョンは CentOS Linux 8.5 であるため、CentOS Linux 8 から、RHEL 8 の最新のマイナーバージョンに直接変換できません。変換後に、システムを最新バージョンの RHEL に更新することを推奨します。

上記のサポートされている変換パスに加えて、Scientific Linux から RHEL へのサポートされていない変換を実行することもできます。サポートされていない変換の詳細は、How to perform an unsupported conversion from a RHEL-derived Linux distribution to RHEL を参照してください。

重要

現在、CentOS Stream から RHEL への変換はできません。

Linux ディストリビューション変換に対する Red Hat のサポートポリシーの詳細は、Convert2RHEL Support Policy を参照してください。