第4章 ロールバック

Convert2RHEL ユーティリティーは、制限されたロールバック機能を提供します。ユーザーが変換をキャンセルした場合や、変換が失敗した場合、ユーティリティーは、以下の条件下で変換プロセス中に加えられた変更のロールバックを実行します。

  • 元に戻すことができるのは、Convert2RHEL が元のディストリビューションのパッケージを RHEL パッケージに置き換えるまで実行された変更のみです。この瞬間は警告メッセージで表示されます。

    The tool allows rollback of any action until this point.
    By continuing all further changes on the system will need to be reverted manually by the user, if necessary.

    これには、プロセスを続行するかどうかの質問が続きます。

    注記

    convert2RHEL コマンドとともに -y オプションを指定すると、自動ロールバック可能ではなくなったときを示す質問がスキップされます。

  • ロールバックを実行するには、元のディストリビューションのパッケージを提供するリポジトリー (特にベースリポジトリー) が必要です。Convert2RHEL はこれらのレポジトリーへのアクセスなしでは、ツールの実行が初期段階で停止しても、システムを元の状態に戻すことができません。これは、Convert2RHEL が変換プロセス時に特定のパッケージを削除し、ロールバックのために元のリポジトリーからこれらのパッケージを先制的にダウンロードする必要があるためです。
  • ロールバックは、元の OS のすべてのパッケージが、システムからアクセス可能なリポジトリーで取得できる最新バージョンに更新されているシステムでのみ実行可能です。したがって、変換プロセスを開始する前に yum update コマンドを使用します。
警告

Convert2RHEL がパッケージ置き換えフェーズを開始した後に変換プロセスがキャンセルまたは失敗すると、システムが機能しなくなる可能性があります。そのような場合は、手動の修正が必要になります。サポートが必要な場合は Red Hat Consulting services までお問い合わせください。