第6章 変換ロールバック

Convert2RHEL ユーティリティーは、次の条件下で、制限されたロールバック機能を提供します。

  • Convert2RHEL が分析モードで実行されている場合、ユーティリティーは行ったすべての変更のロールバックを実行します。
  • ユーティリティーが失敗するか、ユーザーによって停止された場合、元に戻すことができるのは、Convert2RHEL が元のディストリビューションのパッケージを RHEL パッケージに置き換え始めるまでに実行された変更のみです。この瞬間は警告メッセージで表示されます。

    The tool allows rollback of any action until this point.
    By continuing all further changes on the system will need to be reverted manually by the user, if necessary.

    これには、プロセスを続行するかどうかの質問が続きます。

    注記

    convert2rhel コマンドとともに -y オプションを指定すると、自動ロールバック可能ではなくなったときを示す質問がスキップされます。

警告

Convert2RHEL がパッケージ置き換えフェーズを開始した後に変換プロセスがキャンセルまたは失敗すると、システムが機能しなくなる可能性があります。そのような場合は、手動の修正が必要になります。サポートが必要な場合は Red Hat Consulting services までお問い合わせください。