5.3. 既知の問題および制限

変換中に以下の問題と制限が発生することが知られています。

  • UEFI ベースのシステムは現在 RHEL に変換できません。(BZ#1898314)
  • ファイルが /mnt/ ディレクトリーに直接マウントされている、または /sys/ ディレクトリーが読み取り専用としてマウントされている場合は、変換が停止します。
  • 現在、Red Hat またはサードパーティーの高可用性クラスターソフトウェアを使用するシステムは、RHEL への変換に対応していません。Red Hat は、新規インストールした RHEL システムに移行してこのような環境の整合性を確保することを推奨します。
  • RHEL カーネルモジュールに存在しないカーネルモジュールを使用するシステムは、現時点では移行に対応していません。Red Hat は、外部カーネルモジュールを無効化またはアンインストールしてから移行し、移行が済んでからこのカーネルモジュールを有効化または再インストールすることを推奨します。対応していないカーネルモジュールには以下が含まれます。

    • 特殊なアプリケーション、GPU、ネットワークドライバー、またはストレージドライバー用のカーネルモジュール
    • DKMS によってビルドされたカスタムコンパイルカーネルモジュール
  • FIPS モードのシステムは、移行に対応していません。
  • パブリッククラウドインスタンスで Red Hat Update Infrastructure (RHUI) を使用して RHEL パッケージにアクセスすることはできません。代わりに RHSM、Red Hat Satellite、またはカスタムリポジトリーを使用してください。
  • HTTP プロキシーサーバーを使用してインターネットに接続するシステムは、RHSM を介して Red Hat CDN または Satellite を使用して変換できません。この問題を回避するには、yum の HTTP プロキシーを有効にし、RHSM の HTTP プロキシーを設定します。

    1. RHEL の Yum Command のプロキシー設定を有効にする方法」に従って、yum が HTTP プロキシーを使用するように設定しますか?
    2. Oracle Linux 変換では、以下の URL を参照するリポジトリーを定義し、有効にします。

    3. subscription-manager パッケージをインストールします。
    4. How to configure HTTP Proxy for Red Hat Subscription Management」の説明に従い、RHSM の HTTP プロキシーを設定します。
    5. 変換中に設定ファイルが削除されないようにします。

      chattr +i /etc/rhsm/rhsm.conf
    6. RHEL への変換を実行します。

      (BZ#1965487)

  • 変換中に python39-psycopg2-debug パッケージがインストールされた RHEL 8 システムで依存関係の問題が発生するため、RHEL システムが破損します。この問題を回避するには、変換前に python39-psycopg2-debug パッケージを削除します。