第16章 Cluster Observability Operator

16.1. Cluster Observability Operator リリースノート

重要

Cluster Observability Operator はテクノロジープレビュー機能としてのみ使用できます。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品サポートのサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではない場合があります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。

Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

Cluster Observability Operator (COO) は、オプションの OpenShift Container Platform Operator です。管理者はこれを使用して、さまざまなサービスやユーザーが使用できるように個別に設定できる、スタンドアロンのモニタリングスタックを作成できます。

COO は、OpenShift Container Platform のビルトインモニタリング機能を補完します。これは、Cluster Monitoring Operator (CMO) で管理されるデフォルトのプラットフォームおよびユーザーワークロードモニタリングスタックと並行してデプロイできます。

これらのリリースノートは、OpenShift Container Platform での Cluster Observability Operator の開発を追跡します。

16.1.1. Cluster Observability Operator 0.2.0

Cluster Observability Operator 0.2.0 では、次のアドバイザリーを利用できます。

16.1.1.1. 新機能および機能拡張

  • このリリースでは、Cluster Observability Operator は、OpenShift Container Platform Web コンソールユーザーインターフェイス (UI) の観測性関連プラグインのインストールと管理をサポートします。(COO-58)

16.1.2. Cluster Observability Operator 0.1.3

Cluster Observability Operator 0.1.3 では、次のアドバイザリーを利用できます。

16.1.2.1. バグ修正

  • 以前は、http://<prometheus_url>:9090/graph で Prometheus Web ユーザーインターフェイス (UI) にアクセスしようとすると、Error opening React index.html: open web/ui/static/react/index.html: no such file or directory エラーメッセージが表示されていました。このリリースでは問題が解決され、Prometheus Web UI が正しく表示されるようになりました。(COO-34)

16.1.3. Cluster Observability Operator 0.1.2

Cluster Observability Operator 0.1.2 では、次のアドバイザリーを利用できます。

16.1.3.1. CVE

16.1.3.2. バグ修正

  • 以前は、特定のクラスターサービスバージョン (CSV) アノテーションが COO のメタデータに含まれていませんでした。これらのアノテーションが欠落していたため、COO の一部の特長と機能がパッケージマニフェストまたは OperatorHub ユーザーインターフェイスに表示されませんでした。このリリースで、欠落していたアノテーションが追加され、この問題が解決されました。(COO-11)
  • 以前は、COO の自動更新が機能せず、OperatorHub で新しいバージョンが利用可能であっても、Operator の新しいバージョンによって古いバージョンが自動的に置き換えられませんでした。このリリースでこの問題が解決されました。(COO-12)
  • 以前は、Thanos Querier が 127.0.0.1 (localhost) のポート 9090 でネットワークトラフィックのみをリッスンしていたため、Thanos Querier サービスにアクセスしようとすると 502 Bad Gateway エラーが発生しました。このリリースで、Thanos Querier 設定が更新され、コンポーネントがデフォルトポート (10902) でリッスンするようになり、問題が解決されました。この変更の結果、必要に応じて、Server-Side Apply (SSA) を使用してポートを変更し、プロキシーチェーンを追加することもできるようになりました。(COO-14)

16.1.4. Cluster Observability Operator 0.1.1

Cluster Observability Operator 0.1.1 では、次のアドバイザリーを利用できます。

16.1.4.1. 新機能および機能拡張

このリリースでは、Cluster Observability Operator が更新され、制限されたネットワークまたは非接続環境での Operator のインストールがサポートされるようになりました。

16.1.5. Cluster Observability Operator 0.1

このリリースでは、Cluster Observability Operator のテクノロジープレビューバージョンが OperatorHub で利用できるようになります。