16.12. PrometheusRestrictedConfig

16.12.1. 説明

PrometheusRestrictedConfig リソースは、ユーザー定義プロジェクトをモニターする Prometheus コンポーネントの設定を定義します。

表示場所: UserWorkloadConfiguration

プロパティー説明

additionalAlertmanagerConfigs

[]AdditionalAlertmanagerConfig

Prometheus コンポーネントからアラートを受信する追加の Alertmanager インスタンスを設定します。デフォルトでは、追加の Alertmanager インスタンスは設定されません。

enforcedLabelLimit

*uint64

サンプルで受け入れられるラベルの数に、収集ごとの制限を指定します。メトリクスの再ラベル後にラベルの数がこの制限を超えると、スクレイプ全体が失敗として扱われます。デフォルト値は 0 で、制限が設定されていないことを意味します。

enforcedLabelNameLengthLimit

*uint64

サンプルのラベル名の長さにスクレイプごとの制限を指定します。ラベル名の長さがメトリクスの再ラベル付け後にこの制限を超える場合には、スクレイプ全体が失敗として扱われます。デフォルト値は 0 で、制限が設定されていないことを意味します。

enforcedLabelValueLengthLimit

*uint64

サンプルのラベル値の長さにスクレイプごとの制限を指定します。ラベル値の長さがメトリクスの再ラベル付け後にこの制限を超える場合、スクレイプ全体が失敗として扱われます。デフォルト値は 0 で、制限が設定されていないことを意味します。

enforcedSampleLimit

*uint64

受け入れられるスクレイプされたサンプル数のグローバル制限を指定します。この設定は、値が enforcedTargetLimit よりも大きい場合、ユーザー定義の ServiceMonitor または PodMonitor オブジェクトに設定された SampleLimit 値を上書きします。管理者は、この設定を使用して、サンプルの総数を制御できます。デフォルト値は 0 で、制限が設定されていないことを意味します。

enforcedTargetLimit

*uint64

収集された対象数に対してグローバル制限を指定します。この設定は、値が enforcedSampleLimit よりも大きい場合、ユーザー定義の ServiceMonitor または PodMonitor オブジェクトに設定された TargetLimit 値を上書きします。管理者は、この設定を使用して、ターゲットの総数を制御できます。デフォルト値は 0 です。

externalLabels

map[string]string

フェデレーション、リモートストレージ、Alertmanager などの外部システムと通信する際に、任意の時系列またはアラートに追加されるラベルを定義します。デフォルトでは、ラベルは追加されません。

logLevel

string

Prometheus のログレベル設定を定義します。使用できる値は、errorwarninfo、および debug です。デフォルト設定は info です。

nodeSelector

map[string]string

Pod がスケジュールされるノードを定義します。

queryLogFile

string

PromQL クエリーがログに記録されるファイルを指定します。この設定は、ファイル名 (クエリーが /var/log/prometheusemptyDir ボリュームに保存される場合)、または emptyDir ボリュームがマウントされ、クエリーが保存される場所へのフルパスのいずれかです。/dev/stderr/dev/stdout、または /dev/null への書き込みはサポートされていますが、他の /dev/ パスへの書き込みはサポートされていません。相対パスもサポートされていません。デフォルトでは、PromQL クエリーはログに記録されません。

remoteWrite

[]RemoteWriteSpec

URL、認証、再ラベル付け設定など、リモート書き込み設定を定義します。

resources

*v1.ResourceRequirements

Prometheus コンテナーのリソース要求および制限を定義します。

retention

string

Prometheus がデータを保持する期間を定義します。この定義は、次の正規表現パターンを使用して指定する必要があります (0-9+(ms|s|m|h|d|w|y) (ms=ミリ秒、s=秒、m=分、h=時間、d=日、w=週、y=年))。デフォルト値は 15d です。

retentionSize

string

データブロックと先行書き込みログ (WAL) によって使用されるディスク領域の最大量を定義します。サポートされる値は、BKBKiBMBMiBGBGiBTBTiBPBPiBEB、および EiB です。デフォルト値は nil です。

tolerations

[]v1.Toleration

Pod の容認を定義します。

volumeClaimTemplate

*monv1.EmbeddedPersistentVolumeClaim

Prometheus の永続ストレージを定義します。この設定を使用して、ボリュームのストレージクラスおよびサイズを設定します。