第14章 サードパーティーのモニタリング API へのアクセス

OpenShift Container Platform 4.12 では、コマンドラインインターフェイス (CLI) から一部のサードパーティーのモニタリングコンポーネントの Web サービス API にアクセスできます。

重要

特定の状況では、API エンドポイントにアクセスすると、特に大容量のメトリクスデータを取得する、送信、またはクエリーするためにエンドポイントを使用する場合は、クラスターのパフォーマンスおよびスケーラビリティーが低下する可能性があります。

これらの問題を回避するには、以下の推奨事項に従ってください。

  • エンドポイントを頻繁にクエリーしないようにします。クエリーを 30 秒ごとに最大 1 つに制限します。
  • Prometheus の /federate エンドポイントを介して、すべてのメトリクスデータを取得しようとしないでください。制限された集約されたデータセットを取得する場合にのみクエリーします。たとえば、各要求で 1,000 未満のサンプルを取得すると、パフォーマンスが低下するリスクを最小限に抑えることができます。

14.1. Monitoring Web サービス API へのアクセス

以下のモニタリングスタックコンポーネントについて、コマンドラインから Web サービス API エンドポイントに直接アクセスできます。

  • Prometheus
  • Alertmanager
  • Thanos Ruler
  • Thanos Querier
注記

Thanos Ruler および Thanos Querier サービス API にアクセスするには、要求元のアカウントが namespace リソースに対するアクセス許可を get している必要があります。これは、アカウントに cluster-monitoring-view クラスターロールを付与することで実行できます。

Web サービス API へのアクセスは、認証に Bearer Token を使用することのみをサポートします。