1.4. ロギング 5.5.5

本リリースには、OpenShift Logging バグ修正リリース 5.5.5 が含まれます。

1.4.1. バグ修正

  • この更新の前は、Kibana の OAuth cookie の有効期限は 24h に固定されていたため、accessTokenInactivityTimeout フィールドが 24h 未満の値に設定されていると、Kibana で 401 エラーが発生していました。今回の更新により、Kibana の OAuth cookie の有効期限が accessTokenInactivityTimeout に同期され、デフォルト値は 24h になります。(LOG-3305)
  • この更新の前は、Vector は、JSON 解析が有効になっている場合に、structuredTypeKey または structuredTypeName の値も定義せずにメッセージフィールドを解析していました。今回の更新により、構造化ログを Elasticsearch に書き込むときに、structuredTypeKey または structuredTypeName のいずれかに値が必要になりました。(LOG-3284)
  • この更新の前は、FluentdQueueLengthIncreasing アラート式から返された一連のラベルにカーディナリティの問題があった場合に、このアラートが発生しない可能性がありました。今回の更新により、アラートに必要なラベルのみが含まれるようにラベルが削減されました。(LOG-3226)
  • この更新の前は、Loki は、切断されたクラスター内の外部ストレージへのアクセスをサポートしていませんでした。今回の更新では、これらの接続をサポートするために、プロキシー環境変数とプロキシーの信頼できる CA バンドルがコンテナーイメージに含まれています。(LOG-2860)
  • 今回の更新前は、OpenShift Container Platform Web コンソールのユーザーは、Loki の CA 証明書を含む ConfigMap オブジェクトを選択できなかったため、Pod が CA なしで動作していました。今回の更新により、Web コンソールユーザーは設定マップを選択できるようになり、問題が解決されました。(LOG-3310)
  • この更新の前に、CA キーは CA を Loki にマウントするためのボリューム名として使用されていたため、CA キーに非準拠の文字 (ドットなど) が含まれているとエラー状態が発生していました。今回の更新により、ボリューム名が内部文字列に標準化され、問題が解決されました。(LOG-3332)

1.4.2. CVE