Red Hat Cloud Access のよくある質問
目次
- Red Hat Cloud Access とは?
- Red Hat 認定クラウドおよびサービスプロバイダー (CCSP) パートナーとは何ですか?
- Red Hat Cloud Access はどこで利用できますか?
- Cloud Access を利用可能な製品はどれですか?
- Red Hat CCSP パートナーでないクラウドプロバイダーで Red Hat サブスクリプションを使用することはできますか?
- Red Hat Cloud Access を使用してサブスクリプションを移行した後、価格は変更されますか?
- クラウドでサブスクリプションを使用するには、サブスクリプションの有効化、または Cloud Access への登録が必要ですか?
- Cloud Access ゴールドイメージとは何ですか?
- Cloud Access ゴールドイメージはどこで利用できますか?
- Cloud Access ゴールドイメージにアクセスするにはどうすればよいですか?
- Cloud Access は AWS GovCloud で利用できますか?
- Cloud Access は Microsoft の連邦政府機関向けクラウドで利用できますか?
- ISV ですが、CCSP で再販禁止のサブスクリプションを使用する必要があります。 Cloud Access で使用できますか?
- ハードウェアプロバイダーから購入した Red Hat サブスクリプションがあります。 パブリッククラウドで使用できますか?
- パブリッククラウドのベアメタルサービスに Red Hat サブスクリプションを使用できますか?
- イメージを更新するにはどうすればよいですか?
- Red Hat の従量課金制 (PAYG) イメージとは何ですか?
- 二重請求 - Red Hat PAYG イメージからプロビジョニングしたクラウドインスタンスで、すでに支払った Red Hat 製品のサブスクリプションを使用しています。なぜ Red Hat サブスクリプションに対して二重請求されるのでしょうか?
- Red Hat Subscription Management は、AWS、Microsoft Azure、および Google Compute Engine で実行中の仮想システムを識別しますが、他の Cloud Access CCSP を識別しないのはなぜですか?
- テクニカルサポートはどこで受けられますか?
- Cloud Access の詳細情報はどこで入手できますか?
Red Hat Cloud Access とは?
Red Hat Cloud Access とは、Red Hat 認定パブリッククラウドで製品サブスクリプションを使用する Red Hat のお客様にとって、Red Hat サブスクリプションとプログラムの両方のメリットを享受できるものです。
Red Hat Cloud Access を使用すると、対象となる Red Hat 製品サブスクリプションを Red Hat 認定クラウドおよびサービスプロバイダー (CCSP) に移行する際に、サブスクリプションが提供するすべてのサポートとメリットを維持できます。
Red Hat 認定クラウドおよびサービスプロバイダー (CCSP) パートナーとは何ですか?
Red Hat CCSP は、Red Hat のお客様、独立系ソフトウェアベンダー (ISV)、およびパートナーが、パブリッククラウドまたは管理サービスプロバイダーのインフラストラクチャーで Red Hat テクノロジーを使用するための信頼できるプロバイダーです。 Red Hat CCSP を使用すると、Red Hat Enterprise Linux® に対して認定されたカスタム開発アプリケーションまたはサードパーティーの ISV アプリケーションが、信頼できるクラウドで想定どおりに機能します。
Red Hat Cloud Access はどこで利用できますか?
Red Hat には、認定クラウドおよびサービスプロバイダー (CCSP) パートナーの大規模なエコシステムがあり、Cloud Access のお客様は対象となるサブスクリプションをこのエコシステムで使用できます。 当社の主要プロバイダー (Alibaba、AWS、Google Cloud Platform、IBM Cloud、Microsoft Azure) およびその他の対象となる CCSP パートナーに関する詳細は、Red Hat Ecosystem Catalog を参照してください。
Cloud Access を利用可能な製品はどれですか?
ほとんどの Red Hat 製品およびサブスクリプションは、以下のように、対象となる CCSP の Cloud Access Bring Your Own Subscription (BYOS) ユースケースで利用可能です。
- Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions を含む Red Hat Enterprise Linux Server
- Red Hat OpenShift Container Platform
- Red Hat ミドルウェア
- Red Hat OpenShift Data Foundation
- Red Hat Gluster Storage
- Red Hat Ceph Storage
- Red Hat OpenStack Platform
- Red Hat Enterprise Linux Developer サブスクリプション
このリストは包括的なものではありません。 対象となる Cloud Access 製品は、適宜変更されます。 詳細は、Cloud Access Reference Guide を参照してください。
Red Hat CCSP パートナーでないクラウドプロバイダーで Red Hat サブスクリプションを使用することはできますか?
はい、できます。ただし、Red Hat CCSP パートナーでないクラウドプロバイダーの使用中に問題が発生した場合、Red Hat カスタマーサービス では、お客様がクラウドプロバイダーに問い合わせて問題の診断と解決を図るようお願いする場合があります。 詳細は、As a customer how does Red Hat support me when I use third party components? を参照してください。
Red Hat Cloud Access を使用してサブスクリプションを移行した後、価格は変更されますか?
いいえ、変更されません。 価格を含む Red Hat のサブスクリプションの利用条件に変更はありません。 Red Hat Cloud Access は、CCSP マーケットプレイスにおける時間単位または月単位の従量課金制のイメージの価格と比べると、想定内の価格を提供しています。 Red Hat Cloud Access では、お客様と Red Hat の営業担当者が直接関わり、CCSP に移行する際のサイズと価格を決定します。 CCSP から取得したサービスまたはリソースについては、CCSP に直接支払います。
クラウドでサブスクリプションを使用するには、サブスクリプションの有効化、または Cloud Access への登録が必要ですか?
いいえ、必要ありません。お客様は、Cloud Access ゴールド イメージまたは Linux の Azure ハイブリッド特典 を使用しない限り、サブスクリプションを有効にしたり、Cloud Access に登録したりする必要はありません。
Cloud Access ゴールドイメージとは何ですか?
ゴールドイメージは、Cloud Access のお客様が一部の Red Hat CCSP 環境で利用できるクラウド対応の Red Hat 仮想マシン (VM) イメージです。お客様は、クラウドの BYOS ユースケースで独自のカスタムイメージを使用する代わりに、ゴールドイメージを使用できます。 ゴールドイメージは、信頼できるソースによってビルドおよび維持され、Cloud Access のお客様のみが利用できます。 また、Red Hat のお客様の BYOS ユースケース向けに設計されているため、ゴールドイメージには PAYG イメージに割り当てられているような Red Hat サブスクリプション価格はありません。
Cloud Access ゴールドイメージはどこで利用できますか?
ゴールドイメージは現在、AWS EC2 商用リージョン (GovCloud または中国を除く)、Azure 商用および政府機関向けリージョン (中国を除く)、および GCP 商用リージョンで利用できます。
Cloud Access ゴールドイメージにアクセスするにはどうすればよいですか?
ゴールドイメージにアクセスするには、お客様には対象となる Red Hat 製品サブスクリプション、つまり RHEL Server が必要です。 また、Cloud Access ユーザーインターフェイス から、または Red Hat Hybrid Cloud Console で Cloud Sources を作成して、クラウドプロバイダーアカウントを Red Hat に接続する必要があります。
詳細は、Cloud Access Reference Guide を参照してください。
Cloud Access は AWS GovCloud で利用できますか?
はい、利用できます。Confirmed Stateside Support サブスクリプションを購入している限り、対象となる特定の Red Hat サブスクリプションを AWS GovCloud に移行できます。
注記: Cloud Access ゴールドイメージは GovCloud では利用できません。
Cloud Access は Microsoft の政府機関向けクラウドで利用できますか?
はい、利用できます。これには、Azure Government (U.S.)、Azure Germany、および Azure China が含まれます。
注記: Cloud Access ゴールドイメージは Azure China では利用できません。
ISV ですが、CCSP で再販禁止のサブスクリプションを使用する必要があります。 Cloud Access で使用できますか?
はい、使用できます。Red Hat パートナーである ISV 向けに、Cloud Access では再販禁止のサブスクリプションが有効になっています。
ハードウェアプロバイダーから購入した Red Hat サブスクリプションがあります。 パブリッククラウドで使用できますか?
いくつかの Red Hat OEM パートナーには、Cloud Access BYOS ユースケースに関してエンドユーザーにフロントラインサポートを提供する権限があります。 詳細は、ハードウェアプロバイダーにお問い合わせください。
パブリッククラウドのベアメタルサービスに Red Hat サブスクリプションを使用できますか?
はい、使用できます。ベアメタルサービスが認定ハードウェアプラットフォーム (カスタマーポータルの 認定カタログ に記載) 上にある場合は、パブリッククラウドのベアメタルサービスで Red Hat Enterprise Linux およびその他の Red Hat 製品を使用できます。 これは、IBM Cloud ベアメタルサービスおよびその他の Red Hat CCSP に適用されます。
イメージを更新するにはどうすればよいですか?
パブリッククラウドにアップロードする Red Hat 製品イメージの場合は更新を行う必要があり、Red Hat Subscription Management (RHSM) から直接、または Red Hat Satellite を使用して、現在のプロセスを引き続き使用できます。
現時点で、Cloud Access ゴールドイメージにはさまざまな更新オプションがあります。
- AWS - 利用可能なゴールドイメージはすべて、デフォルトで EC2 内の Red Hat Update Infrastructure (RHUI) から更新を取得するように設定されています。 必要に応じて、RHUI の代わりに RHSM または Satellite を使用できます。
- Azure - RHEL 8.4 (およびそれ以降) のゴールドイメージのみが、デフォルトで RHUI から更新を取得するように設定されています。 RHEL 8.4 (およびそれ以降) のゴールドイメージを使用するお客様は、必要に応じて、RHUI の代わりに RHSM または Satellite を使用できます。 RHEL 8.3 (およびそれ以前) のゴールドイメージを使用するお客様は、RHSM または Satellite を使用する必要があります。
- Google - RHUI は、GCP のゴールドイメージではまだ利用できないため、お客様は RHSM または Satellite を使用する必要があります。
図 1 - クラウドイメージ更新ソース
Red Hat の従量課金制 (PAYG) イメージとは何ですか?
ゴールドイメージと同様に、Red Hat PAYG イメージは、通常はクラウドマーケットプレイスまたはコンソールを介してパブリッククラウドのエンドユーザーが使用できる、事前にビルドされた Red Hat 仮想マシンイメージです。
以下のように、Red Hat PAYG イメージは、いくつかの点でゴールドイメージとは異なります。
- お客様は、PAYG イメージをクラウドプロバイダーから直接購入します。
- 時間単位、月単位、年単位など、柔軟な購入オプションが可能です。
- Red Hat 製品のサブスクリプション価格は、PAYG イメージにアタッチされています。
- すべての PAYG イメージは、RHUI から更新を取得するように設定されています。
- お客様は、クラウドプロバイダーから直接サポートを受けます。
二重請求 - Red Hat PAYG イメージからプロビジョニングしたクラウドインスタンスで、すでに支払った Red Hat 製品のサブスクリプションを使用しています。なぜ Red Hat サブスクリプションに対して二重請求されるのでしょうか?
もともとはオンデマンド/PAYG マーケットプレイスイメージからデプロイされたクラウドインスタンスを、Red Hat サブスクリプション (Subscription Manager または Satellite など) で管理しようとすると、 Red Hat サブスクリプションに二重に支払うことになります。これは、RH サブスクリプションの価格がすべてのオンデマンド / PAYGマーケットプレイスイメージに組み込まれているからです。
Red Hat Subscription Management は、AWS、Microsoft Azure、および Google Compute Engine で実行中の仮想システムを識別しますが、他の Cloud Access CCSP を識別しないのはなぜですか?
現在、これらの CCSP は、仮想システムを Red Hat Subscription Management に登録する際にプロバイダーを識別できるメタデータを表示します。 この機能を拡張して、より多くの Cloud Access CCSP を含めるように取り組んでいます。
テクニカルサポートはどこで受けられますか?
Cloud Access では、お客様は Red Hat サポート と直接的なサポート関係を築き、Red Hat 製品関連の問題に対処します。 CCSP は、イメージをインポートするツールなど、クラウドで使用するすべてのサービスのサポートを提供します。
ハードウェアプロバイダーから Red Hat サブスクリプションを取得したお客様には、ハードウェアプロバイダーが引き続きサポートを提供します。
Cloud Access の詳細情報はどこで入手できますか?
Cloud Access のお客様向けランディングページ および Cloud Access Reference Guide を参照してください。
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