Red Hat Satellite 5 から Satellite 6 への移行に関する FAQ
- はじめに
- これはインプレースアップグレードですか? それとも新しいサーバーに Satellite 6 をインストールする必要がありますか?
- 移行に関しては、どのバージョンの Satellite 5.x がサポートされますか?
- どのバージョンの RHEL が、Satellite 5 および Satellite 6 をクライアントシステムとしてサポートしますか?
- Satellite 5 から 6 へはどのように移行しますか?
- その他の情報はどこで確認できますか?
はじめに
Red Hat Satellite 6 (2014 年の 9 月 10 日に一般公開) は、Red Hat Satellite 製品ファミリーの次のメジャーリリースです。Red Hat Satellite 5 は、EOL となるまでサポートされます (近い将来に Red Hat Satellite 5 で行われる重要な変更 を参照)。ドキュメンテーションを含むフルサポートが付いた移行パスがご利用になれます。ここで紹介する FAQ では、Red Hat Satellite 5 から Satellite 6 への移行に関する質問にお答えします。
Q: これはインプレースアップグレードですか? それとも新しいサーバーに Satellite 6 をインストールする必要がありますか?
A: 基本的なテクノロジーは、Satellite 5 と 6 の間で大きく異なるため、(4.x から 5.x へ、または 5.x->5.y へで採用されている) インプレースアップグレードプロセスは、バージョン 5 から 6 への移行には適用されません。Satellite 6 は、サイド・バイ・サイドの移行プロセスの一環として、新しいサーバーにインストールする必要があります。したがって、ここでは、アップグレードプロセスではなく、移行プロセスと呼んでいます。
Q: 移行に関しては、どのバージョンの Satellite 5.x がサポートされますか?
A: 移行パスは Satellite 5.6 以降で有効です。したがって、Satellite 5.6 より前の Satellite 5 バージョンを稼働している場合は、最初に 5.6、5.7、または 5.8 にアップグレードする必要があります。
- 将来の Satellite 6.x リリース (6.3、6.4 など) も、Satellite 6 へ移行するプラットフォームのバージョンとしてサポートされます。
注意: より受動的な移行プロセスを選択される場合は、以前の Satellite 5 バージョンをそのままお使いになれます。受動的な移行プロセスは選択的プロセスのようなもので、古いワークロードが Satellite 5 にとどまる一方、新しいワークロードは Satellite 6 で作成されるため、異なるプラットフォームが並行して使用されます。
Q: どのバージョンの RHEL が、Satellite 5 および Satellite 6 をクライアントシステムとしてサポートしますか?
A:
RHEL クライアントシステムのサポート | Red Hat Satellite 5 | Red Hat Satellite 6 |
---|---|---|
RHEL 7 | Satellite 5.6、5.7、または 5.8 のみ | はい |
RHEL 6 | はい | RHEL 6.1 以降 |
RHEL 5 | はい | RHEL 5.7 以降 |
- 参考資料: 近い将来に Red Hat Satellite 5 で行われる重要な変更を参照してください。
- Red Hat Satellite に対する基盤 OS として Red Hat Enterprise Linux を使用する場合にサポート対象となる構成は、Red Hat Satellite サーバーをサポートしている RHEL のバージョンとアーキテクチャー を参照してください。
- Red Hat Enterprise Linux のライフサイクルについては Red Hat Enterprise Linux のライフサイクル を参照してください。
Q: Satellite 5 から 6 へはどのように移行しますか?
A:
- 1 年間有効な移行サブスクリプションを取得します。[1]
- Satellite 6 をインストールし、マニフェストでアクティベートし、RHEL コンテンツを CDN と同期します。
- 新しい Satellite 6 製品の基礎について、たとえば環境などの新しい概念を理解します。
- 移行の戦略的アプローチ (受動的な移行または能動的な移行) を決定します。
- 受動的: 古い (既存の) ワークロードは Red Hat Satellite 5 にとどまりますが、新しワークロードは Satellite 6 で管理されます。
- 能動的: Red Hat Satellite 5 から 6 へワークロードを移動します。
- ブートストラップスクリプトを使用してホストの移行をテストします。詳細は、Red Hat Satellite 移行ガイドの Performing the Transition を参照してください。
- 移行後の Satellite 6 システムで、エンド・ツー・エンド機能と、お客様にとって重要なユースケースを検証してテストします。
[1] ランディングページ (Red Hat Satellite 5 から Satellite 6 への移行) では、プロセス全体の詳細と、移行サブスクリプションを要求する手順を説明します。
Q: その他の情報はどこで確認できますか?
A: 以下のドキュメントが参考になります (今後も追加されていきます)。
また、Red Hat サポートもご利用になれます。
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