10.4. レイヤー 7 負荷分散ルールの種別

Red Hat OpenStack Platform Load-balancing サービス (octavia) には、以下の種別のレイヤー 7 負荷分散ルールがあります。

  • HOST_NAME: ルールは、リクエスト内の HTTP /1.1 ホスト名をルール内の value パラメーターと比較します。
  • PATH: ルールは、HTTP URI のパス部分を、ルールの値パラメーターと比較します。
  • FILE_TYPE: ルールは、URI の最後の部分を、ルールの値パラメーターと比較します (例: txt、jpg など)。
  • HEADER: ルールはキーパラメーターで定義されるヘッダーを検索し、それをルールの値パラメーターと比較します。
  • COOKIE: ルールはキーパラメーターで命名されるクッキーを検索し、それをルールの値パラメーターと比較します。
  • SSL_CONN_HAS_CERT: クライアントが TLS クライアント認証用の証明書を提示した場合、ルールは一致します。これは、証明書が有効であることを意味するものではありません。
  • SSL_VERIFY_RESULT: このルールは、TLS クライアント認証証明書の検証結果を照合します。ゼロ (0) の値は、証明書が正常に検証されたことを意味します。ゼロより大きい値は、証明書が検証に失敗したことを意味します。この値は、openssl-verify 結果コードに従います。
  • SSL_DN_FIELD: ルールはキーパラメーターで定義される Distinguished Name を検索し、それをルールの値パラメーターと比較します。