6.7. Load-balancing サービスヘルスモニターの作成

負荷分散サービス (octavia) ヘルスモニターを使用して、ユーザーのサービスの中断を回避します。各バックエンドメンバーサーバーで定期的なヘルスチェックを実行するプロセスで、障害が発生したサーバーを事前検出し、それらをプールから一時的に除外します。

手順

  1. Source コマンドで認証情報ファイルを読み込みます。

    $ source ~/overcloudrc

  2. サイトに適した引数値を使用して、openstack loadbalancer healthmonitor create コマンドを実行します。

    • すべてのヘルスモニタータイプには、次の設定可能な引数が必要です。

      <pool>
      監視対象のバックエンドメンバーサーバーのプールの名前または ID。
      --type
      ヘルスモニターのタイプ。HTTPHTTPSPINGSCTPTCPTLS-HELLO、または UDP-CONNECT のいずれか。
      --delay
      ヘルスチェックの間隔 (秒単位)。
      --timeout
      指定したヘルスチェックが完了するまで待機する時間 (秒単位)。timeout は、常に delay よりも小さくなければなりません。
      --max-retries
      バックエンドサーバーが停止しているとみなされるまでに失敗する必要のあるヘルスチェックの数。また、障害が発生したバックエンドサーバーが再度稼働中とみなされるために成功しなければならないヘルスチェックの数。
    • さらに、HTTP ヘルスモニタータイプには、デフォルトで設定されている次の引数も必要です。

      --url-path
      バックエンドサーバーから取得される URL のパスの部分。デフォルトでは、これは / です。
      --http-method
      url_path を取得するために使用される HTTP メソッド。デフォルトでは、これは GET だけです。
      --expected-codes
      ヘルスチェックの成功を表す HTTP ステータスコードの一覧。デフォルトでは、これは 200 です。

$ openstack loadbalancer healthmonitor create --name my-health-monitor --delay 10 --max-retries 4 --timeout 5 --type TCP lb-pool-1

検証

  • openstack loadbalancer healthmonitor list コマンドを実行し、ヘルスモニターが実行していることを確認します。

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