1.8.13.2. バグ修正

  • 以前のバージョンでは、Windows バイナリーのビルドプロセスでバージョン情報メタデータが生成されませんでした。今回の更新により、Red Hat の golang コンパイラーでのビルドプロセス中に Windows バージョン情報が生成され、Windows バイナリーのバージョン情報が表示されるようになりました。(BZ#1891892)
  • ベアメタルのインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーに組み込まれる Ironic API サービスは、8 つのワーカーではなく 4 つのワーカーを使用するようになりました。この変更により、RAM の使用率が低下します。(BZ#1899107)
  • 以前のバージョンでは、認証リソースの serviceAccountIssuer フィールドを変更することで、新規の発行者でトークンを検証し、以前の発行者でトークンを拒否するよう kubi-apiserver が更新されました。kubi-apiserver は複数の発行者に対応しないため、serviceAccountIssuer を変更すると、バインドされたトークンに依存するアプリケーションが中断される可能性があります。既存のトークンが kubi-apiserver から 401 応答を受信する際に、アプリケーションが新規トークンを要求するようにコーディングされない限り、ハードウェアが再起動するか、または無効なトークンがその期間の 80% を超えるまで無効なトークンが使用されます。この時点で、kubelet は新規トークンを要求します。

    回避策として、中断が許容される場合に serviceAccountIssuer フィールドのみを変更し、すべての Pod の再起動をオプションとして実行します。(BZ#1905573)

  • 以前のバージョンでは、create role binding フォームにロール名がありませんでした。今回の更新により、create role binding フォームでロール名が表示されるようになりました。(BZ#1905788)
  • 以前のバージョンでは、クライアントスロットリングの下限の設定により、クラスターにインストールされる CRD の数が増えることがありました。そのため、API 検出に到達する要求はクライアントコードによって制限されました。今回の修正により、制限の数が現在の量の 2 倍に引き上げられ、クライアント側のスロットリングの頻度が低くなりました。(BZ#1906332)
  • 正しくないユーザー名を使用してイメージの署名を検証する場合、イメージ署名の検証を実行できません。適切なユーザー名を使用すると、イメージ署名の検証が意図された通りに機能します。(BZ#1906796)
  • 以前のバージョンでは、トリガーが同じブローカーから Knative Service (KSVC) および In Memory Channel (IMC) に移動すると、Knative リソースは Topology ビューに表示されませんでした。今回の更新により、Knative データが適切に返され、Topology ビューが Knative リソースを適切に表示されるようになりました。(BZ#1907827)
  • 以前のバージョンでは、oc debug command への変更時に init コンテナーのサポートが失われました。そのため、init コンテナーをデバッグできませんでした。今回の更新により、oc debug command で init コンテナーのサポートが追加され、init コンテナーのデバッグが可能になりました。(BZ#1913109)
  • 以前のバージョンでは、Operator sync の実行中に設定ステータスの更新がない場合、最新の (適用済みの) swift 設定が表示されませんでした。今回の更新により、同期プロセスが修正され、設定のステータスを設定の仕様の値に一致するようになりました。その結果、設定のステータスおよび設定の仕様は、現在の適用された設定と同期するようになりました。(BZ#1916857)
  • 以前のバージョンでは、断続的な DNS エラーにより、ノードの /etc/hosts ファイルに無効なエントリーが作成されていました。今回の更新により、DNS 要求からのエラーメッセージをフィルターできるようになりました。これにより最終的に、dns-node-resolver が無効な /etc/hosts エントリーを作成しないように要求するプロンプトを出す有効なレコードが返されます。(BZ#1916907)
  • 以前のバージョンでは、プロビジョニングのインターフェイスで IPv6 リンクローカルアドレスが失われ、追加のワーカーをプロビジョニングできない可能性がありました。これは修正されています。(BZ#1918779)