KVM を使用する Red Hat Enterprise Linux の仮想化の制限

KVM による仮想化を使用する Red Hat Enterprise Linux サーバーには、次の制限が適用されます。Red Hat は、より優れたスケーラビリティー、さらに高度な機能を実現する Red Hat Virtualization も提供しています。Red Hat Virtualization の制限を確認するには、Supported limits for Red Hat Virtualization を参照してください。

Intel 64 および AMD64:

64 ビット ARM:

IBM Z:

IBM POWER 8 および POWER 9:

サポートに関するその他の考慮事項:

• サポート上の制限は、Red Hat とパートナー企業がテストしたシステムの現在の状況を反映しています。このようなサポート上の制限を超えるシステムは、Red Hat とパートナー企業によるジョイントテスト後に、Hardware Catalog に追加される可能性があります。ここに挙げられたサポート上の制限を超えていても、Hardware Catalog に含まれる場合は、完全にサポートされます。
• ハードウェア機能を反映したサポート上の制限の他にも、Red Hat Enterprise Linux サブスクリプションにより、制限が課される可能性があります。サポート上の制限は、進行中のテストの完了後に変更する場合があります。
• Red Hat Enterprise Linux 5 に含まれる Xen ハイパーバイザーの使用上の制限については、Virtualization limits for Red Hat Enterprise Linux with Xen を参照してください。
• 2021 年までは、RHEL ハイパーバイザーごとにサポートされるアクティブゲストは 4 人という制限がありました。この制限が削除されたため、4 人以上のゲストがサポートされるようになりました。

脚注:

1. 現時点では、仮想 NUMA ノードの最大サイズは 8 TB であるため、8 TB を超える仮想化ゲストには明示的な仮想 NUMA 設定が必要であることに注意してください。
2. 1 TB を超えるメモリーを搭載したライブマイグレーションゲストには、特定の制限がある場合があります。詳細は、RHEL のバージョンに応じて RHEL 8 または RHEL 9 のドキュメントを参照してください。
3. 仮想マシンが セキュア実行 *secure execution, SE) モードで実行されている場合、IBM Z の vCPU 制限は 247 のみです。
4. 必要最小限のメモリーのみを備えた仮想マシンは、仮想 CPU やデバイスなどの数が大きい集中的な設定を実行するのには適していません。
5. 仮想マシンがセキュア実行モードで動作している場合、正常に機能するためにはより多くのRAMが必要です。
6. RHEL 9.5 およびそれ以前のバージョンは、最大 710 個の仮想化 CPU をサポートします。RHEL 9.6 およびそれ以降のバージョンは、最大 4096 個の仮想化 CPU をサポートします。