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2016 年 12 月 31日に追加される「うるう秒」について

Solution Verified - Updated -

Environment

  • Red Hat Enterprise Linux (すべてのバージョン)

Issue

  • 2016 年 12 月 31 日にうるう秒が挿入されます。システムはうるう秒を自動的に処理しますか?
  • システムの同期に NTP サーバーを使用していない場合にうるう秒に対応するには、どのような手順が必要ですか?
  • うるう秒は自動的に挿入されますか?

Resolution

システムが「うるう秒」を適切に処理するようにするには、NTP や PTP などの時間同期サービスを使用するか、tzdata パッケージを、変更が含まれるバージョンにアップデートする必要があります。うるう秒の対応方法については以下のナレッジを参照してください。
Resolve Leap Second Issues in Red Hat Enterprise Linux

注意:

  • NTP から時刻を同期するシステムでは、うるう秒イベントによって 1 秒戻ります。このイベントと、アプリケーションやサーバーがどのように反応するかを確認するためにテストするには、Red Hat Lab: Leap Second Issue Detector を参照してください。NTP を一度で修正せずに徐々に調整したい場合は Can I run NTP in slewmode? を参照してください。これにより Chronyd crashes when performing server leap smear などの問題を回避できます。

  • デフォルトでは、時刻管理の同期に NTP または PTP システムを使用していない Linux システムでは、うるう秒による時刻補正は実施できません。つまり、うるう秒が発生するとこのシステムでは 1 秒、時刻がずれることになります。うるう秒の発生後、手動で時刻を合わせる必要があります。

  • tzdata パッケージを利用可能な最新バージョンにアップデートし、/usr/share/zoneinfo/right ディレクトリから /etc/localtime に適切なファイルをコピーしても、うるう秒を修正した時間を報告するように設定することができます。詳細は How to change the system time zone を参照してください。/usr/share/zoneinfo/right のファイルには、 1970-01-01 00:00:00 UTC に Epoch が開始してから発生したすべてのうるう秒を修正したローカル時間情報が含まれます。

    tzdata パッケージ: 2016-12-31 23:59:60 UTC 時に発生するうるう秒が追加されている tzdata パッケージのエラータ RHBA-2016:2660-1 を適用します。

  • /usr/share/zoneinfo 配下にあるその他のタイムゾーンファイルには、うるう秒の修正は追加されません

  • バージョン 6.4 以前の RHEL 6 を実行している場合は High CPU usage after inserting leap second も併せて参照してください。

Root Cause

うるう秒は、協定世界時 (UTC) に適用される 1 秒の調整のことで、これによって UTC の日時を平均太陽時に近づけます。うるう秒は、地球の低速回転を補填するために、システムの時計 (「壁時計」とも呼ばれる) に追加されます。

うるう秒は、その必要性が示されると、6 月または 12 月の最後の日の 23:59:59 と次の日の 00:00:00 の間に挿入されます。この余分な秒は UTC 時計で 23:59:60 として表示されます。

以下の IERS データセンターページでアナウンスの全文を確認できます。
International Earth Rotation And Reference Systems Service (IERS)

Diagnostic Steps

  $ rpm -q tzdata
tzdata-2016i-1.el6.noarch
  $ zdump -v right/America/Los_Angeles | grep Sat.Dec.31.*2016
// no output yet

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