RHEL 6 および RHEL 7 で VGA コンソールのテキスト解像度を 80x25 に設定する方法
Environment
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6, 7
Issue
- テキストコンソールを、RHEL 6 および RHEL 7 がデフォルトで使用する高い解像度ではなく、80x25 に設定するにはどうすれば良いですか? これは、特定のブレードシャーシで使用されるリモート管理機能で必要になります。
append vga=normal
を PXE オプションに追加しても解像度は変更しません。
Resolution
この (英語版の) 記事が作成された時点では、VGA コンソールのテキスト解像度を設定するには、以下の 2 つの方法が利用できました。カーネルの起動オプションを変更する方法については、こちらのナレッジベースを参照してください。
-
カーネル行で "
video=640x480
" パラメーターを使用します。または
-
"
nomodeset
" カーネルパラメーターで起動して、KMS (Kernel Mode Setting) を無効にします。このモードでのコンソールテキストのサイズが正しくない場合は、nomodeset
の後ろにvga=normal
を追加します。
免責条項: "nomodeset
"" カーネルパラメーターで起動すると Kernel Mode Setting が無効になり、ディスプレイが強制的にレガシーモードに戻ります。このオプションを使用すると電源管理が無効になり、一時停止、マルチヘッドサポート、出力ホットプラグ、アクセレーションなどの機能が壊れます。Red Hat エンジニアリングチームは、"video=
" オプションを代わりに使用すると推奨しています。
Root Cause
テキストコンソールで高い解像度が確認されるのは、RHEL 6 で導入された Kernel Mode Setting (KMS) が原因です。
カーネルは、ビデオドライバーが有効になるまえの初期段階で、vga=
の値でコンソールを起動します。ビデオドライバーが有効になると、別のビデオモードが適用されます。各ビデオドライバーから video=
パラメーターが確認される場合があります。これは、指定したモードが、ドライバーが起動したあとに有効であることを示しています。これは、ビデオパラメーターの値を使用している場合に限り、ドライバーによって異なります。
Diagnostic Steps
vga=ask
を、vga=
パラメーターに利用できる値の一覧に追加します。
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