スタックガードの不具合 (CVE-2017-1000364) を修正するパッチが適用されたカーネルにアップデートすると JVM がクラッシュする
Issue
- Tomcat 8 を実行すると、Java 1.8 で jsvc のコアダンプが記録されます。この問題は、カーネルのバージョン 2.6.32-696.3.2 で発生し始めました。 問題が発生していないシステムと、jsvc のコアダンプを記録するシステムでは、カーネルだけが異なります。
- kernel-3.10.0-514.21.2.el7.x86_64 にアップデートしたら JVM がクラッシュするようになりました。
- スタックガードの不具合 (CVE-2017-1000364) を修正するエラータカーネルをインストールしたら、JVM がクラッシュするようになりました。
- kernel-2.6.18-420.el5 をインストールしたら、さまざまな Java アプリケーションがクラッシュし始めました。
- スタックガードの修正が含まれるカーネルにアップデート後に発生した JVM のレポートは以下のようになります。
# A fatal error has been detected by the Java Runtime Environment:
#
# SIGBUS (0x7) at pc=0x00007f0d190f6ec3, pid=17221, tid=0x00007f0d2be12740
#
# Problematic frame:
# j java.lang.Object.<clinit>()V+0
Environment
- Red Hat Enterprise Linux 5
- Red Hat Enterprise Linux 6
- Red Hat Enterprise Linux 7
- すべての Java バージョン (Oracle、OpenJDK、1.7、1.8 など) に影響するようです。
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