1.3.3. サンプルアプリケーションの概要
クラウドネイティブのアプリケーションおよびサービスをビルドする方法を実証する作業アプリケーションがあります。これらは、アプリケーションの開発時に使用する必要のある規範的なアーキテクチャー、設計パターン、ツール、およびベストプラクティスを示しています。サンプルアプリケーションは、クラウドネイティブのマイクロサービスを作成するためのテンプレートとして使用できます。本ガイドで説明しているデプロイメントプロセスを使用して、例を更新および再デプロイできます。
この例では、以下のような マイクロサービスパターン を実装します。
- REST API の作成
- データベースの相互運用
- ヘルスチェックパターンの実装
- アプリケーションの設定を外部化してセキュア化し、容易なスケーリング
サンプルアプリケーションは以下のように使用できます。
- テクノロジーのデモの実行
- プロジェクトのアプリケーションの開発方法を理解するツールまたはサンドボックスの学習
- 独自のユースケースを更新または拡張するためのヒント
各サンプルアプリケーションは 1 つ以上のランタイムに実装されます。たとえば、REST API Level 0 のサンプルは以下のランタイムで利用できます。
以降のセクションでは、Spring Boot ランタイムに実装されたサンプルアプリケーションを説明します。
すべてのサンプルアプリケーションを以下にダウンロードおよびデプロイできます。
- x86_64 アーキテクチャー - 本ガイドのアプリケーションの例では、サンプルアプリケーションを x86_64 アーキテクチャーにビルドおよびデプロイする方法を説明します。
s390x アーキテクチャー - IBM Z インフラストラクチャーでプロビジョニングされた OpenShift 環境にサンプルアプリケーションをデプロイするには、コマンドに関連する IBM Z イメージ名を指定します。イメージ名の詳細は、Spring Boot でサポートされる Java イメージ のセクションを参照してください。
サンプルアプリケーションの一部には、ワークフローを実証するために Red Hat Data Grid などの他の製品も必要になります。この場合、これらの製品のイメージ名をサンプルアプリケーションの YAML ファイルで関連する IBM Z イメージ名に変更する必要もあります。