4.2. Spring Boot アプリケーションの OpenShift へのデプロイ

Spring Boot アプリケーションを OpenShift にデプロイするには、アプリケーションで pom.xml ファイルを設定し、Fabric8 Maven プラグインを使用します。pom.xml ファイルの fabric8.generator.from URL を置き換えて、Java イメージを指定できます。

イメージは Red Hat Ecosystem Catalog で利用できます。

<fabric8.generator.from>IMAGE_NAME</fabric8.generator.from>

たとえば、OpenJDK 8 を使用する RHEL 7 の Java イメージは、以下のように指定します。

<fabric8.generator.from>registry.access.redhat.com/redhat-openjdk-18/openjdk18-openshift:latest</fabric8.generator.from>

4.2.1. Spring Boot でサポートされる Java イメージ

Spring Boot は、さまざまなオペレーティングシステムで利用可能なさまざまな Java イメージで認定およびテストされています。たとえば、Java イメージは、RHEL 7 で OpenJDK 8 または OpenJDK 11 で利用できます。

Spring Boot では、RHEL 8 上の Red Hat OpenJDK 8 および Red Hat OpenJDK 11 用の OCI 準拠の ユニバーサルベースイメージ を使用して、Spring Boot アプリケーションを OpenShift にビルドおよびデプロイできるようになりました。

同様のイメージが IBM Z で利用できます。

Red Hat Ecosystem Catalog で RHEL 8 イメージにアクセスするには、Docker または Podman 認証が必要です。

以下の表は、さまざまなアーキテクチャー向けに Spring Boot でサポートされるイメージの一覧です。また、Red Hat Ecosystem Catalog で利用可能なイメージへのリンクも提供します。イメージページには、RHEL 8 イメージへのアクセスに必要な認証手順が含まれています。

4.2.1.1. x86_64 アーキテクチャー上のイメージ

OSJavaRed Hat Ecosystem Catalog

RHEL 7

OpenJDK 8

OpenJDK 8 を使用した RHEL 7

RHEL 7

OpenJDK 11

OpenJDK 11 を使用した RHEL 7

RHEL 8

OpenJDK 8

OpenJDK 8 での RHEL 8 Universal Base Image

RHEL 8

OpenJDK 11

OpenJDK 11 での RHEL 8 Universal Base Image

注記

RHEL 7 ホストでの RHEL 8 ベースのコンテナーの使用 (OpenShift 3 や OpenShift 4 など) は、サポートが限定されています。詳細は、Red Hat Enterprise Linux Container Compatibility Matrix を参照してください。

4.2.1.2. s390x (IBM Z) アーキテクチャー上のイメージ

OSJavaRed Hat Ecosystem Catalog

RHEL 8

Eclipse OpenJ9 11

Eclipse OpenJ9 11 を使用した RHEL 8

注記

RHEL 7 ホストでの RHEL 8 ベースのコンテナーの使用 (OpenShift 3 や OpenShift 4 など) は、サポートが限定されています。詳細は、Red Hat Enterprise Linux Container Compatibility Matrix を参照してください。