Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat JBoss Operations Network

22.3. 拡張例: Alerting and Traits

設定

特性情報は静的である傾向があります。特性は変更し、頻繁に行うことができます。また、状態データや動的な測定値ではなく、リソースの説明的な情報を提供する特性であるため、IT 管理者は密接に追跡することが重要ではありません。

ただし、ほとんどのリソースが収集する特性がバージョン情報であるため、管理者はリソース上の一部の設定またはパッケージが変更されたタイミングを管理者が把握できるため、特性情報が役に立つ場合があります。バージョン番号が変更された場合、ベースとなるリソースで一部の更新が発生しています。

操作方法

たとえば、Tim(IT Guy)には、Red Hat Enterprise Linux 開発および QA サーバー向けに自動更新が設定されています。実稼働環境でアプリケーションおよびシステムの更新が制御されているため、それらのサーバーに対する自動更新はありません。

Tim はバージョン変更について通知しますが、必ずしも大きな問題とは限りません。JBoss ON は、Trait Value Change 状態の変更時にアラートを発行できます。(cf 「リソースに対するアラート設定の基本的な手順」..)

図22.3 特性のアラート条件

特性のアラート条件
開発および QA システムのアラートはシンプルです。
  • これは、OR 演算子を使用して 2 つの条件を設定します。アラートは、ディストリビューションバージョンが変更され たり、オペレーティングシステムのバージョンが変更された場合にトリガーされます。これにより、オペレーティングシステムまたはカーネルへのマイナー更新とメジャー更新の両方がキャッチされます。
  • 優先度が低いため、情報的には重要ではありませんが、重要ではありません。
  • Tim はアラート通知が JBoss ON ユーザーに送信されることを判断するため、ログイン時に通知が表示されます。また、優先順位の高いリソースのメール通知を設定することもできます。
Tim の実稼働リソースでは、アラートの優先度を高く設定し、複数の IT 管理者にメール通知を使用して、実稼働システムへの変更をすぐに認識できるようにします。