5.2.3. ルートデバイスの設定
Red Hat OpenStack Platform director (RHOSP-d) は、ノードをプロビジョニングするルートディスクを識別する必要があります。デフォルトでは、Ironic は最初のブロックデバイスをイメージ化します。通常、このブロックデバイスは /dev/sda
になります。以下の手順に従って、Compute/OSD ノードのディスク設定に従ってルートディスクデバイスを変更します。
以下の手順では、例として以下の Compute/OSD ノードのディスク設定を使用します。
-
OSD:
/dev/[sda, sdb, …, sdl]
ブロックデバイスとして表示される 12 x 1TB SAS ディスク -
OSD ジャーナル:
/dev/[sdm, sdn, sdo]
ブロックデバイスとして表示される 3 x 400GB SATA SSD ディスク -
オペレーティングシステム:
/dev/sdp
ブロックデバイスとして提示される RAID1 で設定された 2 x 250GB SAS ディスク
OSD は /dev/sda
を使用するため、Ironic は /dev/sdp
、RAID 1 ディスクを代わりにルートディスクとして使用します。ハードウェアイントロスペクションプロセス中に、Ironic は World-wide number (WWN) および各ブロックデバイスのサイズを保存します。
前提条件
- ハードウェアイントロスペクションの手順 を完了します。
手順
RHOSP-d ノードで以下のコマンドのいずれかを実行します。
smallest
のルートデバイスを使用するようにルートディスクデバイスを設定します。[stack@director ~]$ openstack baremetal configure boot --root-device=smallest
または
ディスクの
by-path
名を使用するようにルートディスクデバイスを設定します。[stack@director ~]$ openstack baremetal configure boot --root-device=disk/by-path/pci-0000:00:1f.1-scsi-0:0:0:0
注記
Ironic は、このルートデバイスディレクティブを Ironic のデータベース内のすべてのノードに適用します。
正しいルートディスクデバイスが設定されていることを確認します。
openstack baremetal introspection data save NODE_NAME_or_UUID | jq .
- 以下を置き換えます。
- NODE_NAME_or_UUID をノードのホスト名または UUID に置き換えます。
関連情報
- ノードのルートディスクの定義 に関する詳細については、RHOSP Director インストールおよび使用ガイドのセクションを参照してください。