物理 CPU、CPU コア、および論理 CPU の数を確認する
Environment
- Red Hat Enterprise Linux 4
- Red Hat Enterprise Linux 5
- Red Hat Enterprise Linux 6
- Red Hat Enterprise Linux 7
Issue
- x86 または x86_64 システムで物理 CPU、CPU コア、および論理 CPU の違いは何ですか?
- RHEL オペレーティングシステムで利用可能なプロセッサーの一覧を取得するにはどうしたら良いですか?
Resolution
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物理 CPU の数
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以下のコマンドを実行すると、システム上のアクティブな物理プロセッサーの数が表示されます。たとえばこの物理プロセッサーが 2 の場合、システムシャーシを開いて2 つの物理プロセッサーを手で取り外すことができます。
$ grep physical.id /proc/cpuinfo | sort -u | wc -l 2
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CPU ごとのコアの数
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マルチコアプロセッサーを持つシステムで以下のコマンドを実行すると、1 つの物理プロセッサーに CPU コアがいくつあるかが報告されます (ごく稀に報告されない場合もあります)。たとえば、物理プロセッサーの CPU コアが 4 つで物理 CPU が 2 つの場合は、2 つの物理プロセッサーのそれぞれが 4 つの CPU コアを持つため全部で 8 コアになります。
$ grep cpu.cores /proc/cpuinfo | sort -u cpu cores :4
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論理プロセッサーの数
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このコマンドを実行すると、Linux カーネルが表示する「論理」プロセッサーの総数が表示されます。通常、 この数字は 3 つの中で一番大事なものとなります。これは有効なプロセッサーの数です。オペレーティングシステムにとって、これは指定したマイクロ秒で動作できる CPU の数になります。たとえば、上述のシナリオでは、以下に示される数は 8 ではなく 16 になります。たとえば、このコマンドが示す結果が CPU コアの総数と異なる場合は、CPU でハイパースレッド処理が有効になっていて、各コア (この例では 2 つの使用可能な「スレッド」) に分配されるのが原因となります
$ grep processor /proc/cpuinfo | wc -l 16
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ライセンス
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ライセンスの問題により RHEL の CPU の数を指定するには最初のコマンドで十分ですが、より詳細な情報については How to determine number of CPU sockets on a system を参照してください。
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(満たされるまたは満たされない) ソケット、プロセッサー、またはコアの数によってライセンスが変更するサードパーティソフトウェアを購入する場合は、CPU の数を計算する方法についてソフトウェアベンダーにお問い合わせください。
ツール
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Red Hat Enterprise Linux 6 および 7 には、システムのプロセッサーについて読みやすいサマリーを出力できる
lscpu
コマンドが同梱されます。また、RHEL6 では hwloc パッケージ (RHEL7 に同梱) が利用できます。hwloc にはlstopo
コマンドと、さまざまなhwloc-*
コマンドが含まれます。 -
RHEL6 以前の場合: (上述のように) /proc/cpuinfo を直接調べたり、
x86info
またはdmidecode
コマンド (同じ名前の RPM) を使用すると、同じ情報を確認することができます。 -
その他のサードパーティオプション (保証なし): (このアーティクルの作成者が作成した)
xsos
と (EPEL で利用可能な)lshw
。 -
Red Hat Enterprise Linux のすべてのバージョン: このナレッジに添付されている BASH スクリプトが /proc/cpuinfo を解析し、以下のように読みやすいサマリーを表示します。ただし、これは公式サポートの対象外となります。
$ cpu 128 logical processors (64 CPU cores) 8 Intel Xeon CPU X7560 @ 2.27GHz (flags: constant_tsc,ht,lm,pae,vmx) └─16 threads / 8 cores each
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