Veritas ファイルシステム上での動作中に、kmalloc-1024 スラブキャッシュがすべてのリソースを消費する
Issue
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お客様が (veritas ファイルシステム上の) rman バックアップおよび (veritas ファイルシステム上のデータベース内の) 一部の SQL クエリーを実行すると、"kmalloc-1024" バッファー ("cat /proc/slabinfo" 出力の一部) は、システムのメモリーがなくなるまで増大します。そのため、使用中にバッファーは常に増加し、数週間後にはメモリーが使い果たされてしまいます。
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この問題は複数のシステムで発生します。
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kmalloc-1024 キャッシュは、pread と pwrite でのみ増加するようです。
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Veritas ファイルシステムがアンマウントされてもメモリーは縮小しません。
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veritas モジュールをアンロードすることはできません。
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/proc/sys/vm/drop_caches を使用してキャッシュを削除しても、そのメモリーには影響しません。
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ファイルシステムが使用されると、"free" 出力の "-/+ buffers/cache" が減少し、kmalloc-1024 が増加します。
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dd、cp、tar などの単純なツールでは、問題を再現できませんでした。
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cp、tar などの通常のツールは、読み取り/書き込みを使用します。 rman などのツールは "pread" と "pwrite" を使用しており、これらが問題の原因となっているようです。
Environment
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Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.0 および 7.1
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VERITAS Storage Foundation HA 6.2.1
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