RHSA-2020:3216 または RHSA-2020:3217 の適用後、POST の後にシステムがハングし、grub メニューがロードされない。
Environment
以下のリリースで確認されています。
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.8
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8.2
以下のリリースでは確認されていませんが、影響を受ける可能性があります。
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8.1 EUS
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.9
Issue
UEFI: RHSA-2020:3216 および RHSA-2020:3217 の適用後、POST の後にシステムがハングし、grub メニューがロードされない。
Resolution
Red Hat は shim パッケージのバグを修正しました。更新された shim パッケージを利用できます。このパッケージは、すでにリリース済みの grub2、fwupd、および fwupdate パッケージとともに使用できます。
バージョン | リリース |
---|---|
RHEL 7.8 | RHBA-2020:3265 |
RHEL 8.0.0 | RHBA-2020:3264 |
RHEL 8.1.0 | RHBA-2020:3263 |
RHEL 8.2.0 | RHBA-2020:3262 |
エラータは適用済みで、システムをすでに再起動した場合。
-
RHEL DVD を使用して、システムをトラブルシューティングモードで起動します。
詳細は「How to boot a system into rescue mode」を参照してください。
-
ネットワークを設定します。
詳細は「Enabling networking in rescue environment without chrooting」を参照してください。
-
chroot を実行します。
# chroot /mnt/sysimage
-
パッケージをアップグレードします。
# yum -y update shim\*
-
chroot を終了し、再起動します。
# exit # exit
Diagnostic Steps
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RHEL DVD を使用して、システムをトラブルシューティングモードで起動します。
詳細は「How to boot a system into rescue mode」を参照してください。
-
chroot を実行します。
# chroot /mnt/sysimage
-
shim
ソースパッケージのバージョンを確認します。# rpm -qa shim-\* --qf "%{SOURCERPM}\n" | sort | uniq
RHEL 7 システムでは、以下のソース RPM からのパッケージが影響を受けます。
shim-15-7.el7_9.src.rpm shim-signed-15-7.el7_8.src.rpm
RHEL 8 システムでは、以下のソース RPM からのパッケージが影響を受けます。
shim-15-14.el8_2.src.rpm
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