snmpd のログに 'Error expanding ifHCInOctets to 64bits ..' と記録されます
Environment
- Red Hat Enterprise Linux 5.5
net-snmp-5.3.2.2-17.el5_8.1
- Red Hat Enterprise Linux 6.2
net-snmp-5.5-37.el6_2.1
- Red Hat Enterprise Linux 8
Issue
- 以下のメッセージが記録されました。このメッセージは何を示していますか? また、害はありませんか?
Jun 6 20:29:18 xxxxx snmpd[1919]: looks like a 64bit wrap, but prev!=new
Jun 6 20:29:18 xxxxx snmpd[1919]:Error expanding ifHCInOctets to 64bits
Resolution
- RHEL5.9の場合:
net-snmp-5.3.2.2-20
(RHSA-2013-0124でリリースした) にアップグレードしてください。含まれている修正で、上記のメッセージがDEBUGレベルでログされます。その修正は BZ#846905で開発されました。 - RHEL6.4の場合::
net-snmp-5.5-44
(RHBA-2013-0421) にアップグレードしてください。含まれている修正で、上記のメッセージがDEBUGレベルでログされます。その修正は BZ#846906で開発されました。
RHEL5や6や7に導入された変更によると、HCInOctets
と ifHCInOctets
のメッセージがDEBUGレベルでログされます。
その後で、net-snmpのアプストリームに新しいパッチが入って、HCInOctets
関係のメッセージがまたerrorのログレベルでログする事になりました。つまり、以前の行動に戻りました。RHEL8や9のnet-snmp
はそのバージョンに基づいているので、HCInOctets
のメッセージをerrorログレベルでログします。ifHCInOctets
は前の状態で残って、DEBUGログレベルでログされます。
Root Cause
32ビットの整数値を64ビットのカウンターに変換する問題がありました。様々なsnmpのバージョンで、これらのメッセージは複数のログレベルに記録される事になります。
Diagnostic Steps
細かいロギングの希望がありましたら、-Dc64
オプションを使用して、c64
トークンの DEBUG ログレベルで snmpd
を実行してください。/etc/sysconfig/snmpd
は次のように編集して下さい:
OPTIONS="-LS0-6d -Dc64"
その後で、systemctl restart snmpd
を実行して下さい。
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