OpenShift Container Platform 4.12 へのアップグレードの準備
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この記事は、API の削除と非推奨化に関するシリーズの一部です。 API の使用状況を評価し、これらの API から移行する方法について、詳しくは Navigating Kubernetes API deprecations and removals を参照してください。
すべてのクラスターでは、OpenShift Container Platform 4.12 にアップグレードする前に、この管理者確認が必要になります。
削除された Kubernetes API
Kubernetes 1.25 では、以下の非推奨 API が削除されました。 クラスター、またはアイドル状態のワークロードやツールが削除された API のいずれかを使用している場合、OpenShift Container Platform 4.12 にアップグレードする前に、使用可能になった適切な新しいバージョンに移行する必要があります。
リソース | API | 主な変更 |
---|---|---|
CronJob |
batch/v1beta1 |
なし |
EndpointSlice |
discovery.k8s.io/v1beta1 |
あり |
Event |
events.k8s.io/v1beta1 |
あり |
HorizontalPodAutoscaler |
autoscaling/v2beta1 |
なし |
PodDisruptionBudget |
policy/v1beta1 |
あり |
PodSecurityPolicy |
policy/v1beta1 |
あり |
RuntimeClass |
node.k8s.io/v1beta1 |
なし |
管理者確認の実行
重要: API の使用状況を評価して削除された API から移行する方法について、詳しくは Navigating Kubernetes API deprecations and removals を参照してください。
削除された API についてクラスターを評価し、削除された API を移行すると、OpenShift Container Platform 4.12 が利用可能になった時点でアップグレードできる準備が完了したことを確認できます。
注記: この確認方法は、OpenShift Dedicated (OSD) または Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) には適用できません。 OSD および ROSA に関連する KCS を参照してください。
警告: この管理者確認を実行する前に、削除された API の使用がすべて解決され、必要に応じて移行されたことの確認について、その責任はすべて管理者にあることに注意してください。 OpenShift Container Platform は評価を支援できますが、特にアイドル状態のワークロードや外部ツールなどでの削除済み API の使用をすべて特定することはできません。
評価が完了し、クラスターが OpenShift Container Platform 4.12 にアップグレードする準備ができていることを確認するには、以下のコマンドを実行します。
$ oc -n openshift-config patch cm admin-acks --patch '{"data":{"ack-4.11-kube-1.25-api-removals-in-4.12":"true"}}' --type=merge
注記: このコマンドを実行するには、
cluster-admin
ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる必要があります。
これでクラスターは、OpenShift Container Platform 4.12 が利用可能になった時点で Kubernetes API を削除する準備が完了しました。
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