Hyper-V で Red Hat Enterprise Linux 7 を仮想化する
Red Hat Enterprise Linux 7 には、Microsoft Linux Integration Services と、サポートされる仮想オペレーティングシステムで総合デバイスサポートを有効にするドライバーが同梱されます。Red Hat Enterprise Linux 7 は、Hyper-V ホストで Red Hat Enterprise Linux を仮想システムにする以下のドライバーを提供します。
- hv_vmbus - Hyper-V ホストで接続するための、主な準仮想化ドライバー
- hv_netvsc - 準仮想化ネットワークドライバー
- hv_storvsc - 準仮想化ストレージ (SCSI) ドライバー
- hyperv_fb - 準仮想化フレームバッファーデバイス
- hyperv_keyboard - 準仮想化キーボードドライバー
- hid_hyperv - 準仮想化マウスドライバー
- hv_balloon - メモリーホットプラグとバルーンドライバー
- hv_utils - ゲスト統合サービスドライバー
提供されたドライバーの詳細は、Microsoft の web サイト (特に Linux and FreeBSD Virtual Machines on Hyper-V) を参照してください。Hyper-V 機能セットの詳細は Feature Descriptions for Linux and FreeBSD virtual machines on Hyper-V を参照してください。
Enabling Linux Support on Windows Server 2012 R2 Hyper-V も役に立つかもしれません。このページにアクセスするには Microsoft アカウントが必要になる場合があります。
Hyper-V マネージャーは、最後のパーティションの後に空き領域がある場合に、GUID Partition Table (GPT) パーティションを作成したテーブルの縮小をサポートします。これは、ディスクの最後の未使用部分を破棄することで行います。ただし、ディスクにある 2 番目 GPT ヘッダーを暗黙的に削除します。 これにより、ゲストがパーティションテーブルを調べたとき (たとえば parted でパーティションテーブルを出力するとき) にエラーメッセージが発生する場合があります。これは、Hyper-V の既知の制限です。回避策として、GPT ディスクを縮小したあとに、gdisk expert コマンド e を実行して、2 番目の GPT ヘッダーを手動で復元することができます。この問題は、Hyper-V の Expand オプションを使用している場合も発生しますが、parted ツールで修正することができます。このコマンドの情報は、parted(8) と gdisk(8) の man ページで確認できます。
詳細は Best Practices for running Linux on Hyper-V を参照してください。
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